京都精華大学では、芸術、デザイン、マンガ、人文学、国際文化、メディア表現の多様な領域の教員による個別研究や共同研究が活発に行われています。研究成果の報告には、講演会やシンポジウムなど様々な機会を設け、在学生はもちろん、広く社会に還元することをめざしています。
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教育研究活動の概要
全学研究機構
本機構は、本学の研究活動の向上と発展をめざし、科学研究費補助事業をはじめとする競争的資金の獲得や共同研究の推進、紀要の発行、出版助成などの事業を行なっています。
本機構のもとに「国際マンガ研究センター」「伝統産業イノベーションセンター」「アフリカ ・ アジア現代文化研究センター」の3つのセンターを設置。多様な領域の教員による個別研究や共同研究を支えています。
京都精華大学 紀要
京都精華大学の教育、研究活動の成果を公開し、新しい人類史の展開に貢献することをめざして、本学教職員等の研究成果をまとめた『京都精華大学 紀要』を年1回刊行しています。
教育研究活動データベース
本学教員の教育研究活動について、キーワードや所属学部、氏名から調べることができます。
公的研究費の適正な運営・管理について
京都精華大学では、文部科学省の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」に基づき、本学における科学研究費補助金をはじめとする公的研究費の適正な運営・管理について体制を整備しています。詳細は以下のページをご確認ください。
研究事例
科学研究費助成事業
2023年度研究一覧
種目 | 研究者氏名 | 所属 | 研究科題名 | 研究期間(年度) |
---|---|---|---|---|
基盤研究(B) | 清水 貴夫 | 国際文化学部 | 現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究 | 2021-04-01 – 2026-03-31 |
基盤研究(C) | 惠阪 友紀子 | 国際文化学部 | 『和漢朗詠集』古筆切の研究 | 2016-04-01 – 2024-03-31 |
若手研究 | 南 了太 | 国際文化学部 | 人文社会系産官学連携の普及と定着 | 2022-04-01 – 2026-03-31 |
若手研究 | 堀井 佳代子 | 国際文化学部 | 平安時代中期の陣定成立過程の研究 | 2021-04-01 – 2024-03-31 |
若手研究 | 久留島 元 | 国際文化学部 | 16・17世紀説話資料における「怪異説話」の継承と展開 | 2020-04-01 - 2025-03-31 |
若手研究 | 川本 静香 | 国際文化学部 | 子どもの自殺の背景にある「援助の不成立」の説明モデルの構築 | 2020-04-01 - 2024-03-31 |
若手研究 | 吉永 隆記 | 国際文化学部 | 中世荘園制の展開と環境復原 | 2019-04-01 - 2024-03-31 |
若手研究 | 小川 仁 | 国際文化学部 | イタリア都市貴族と日本人—異文化との直接的邂逅とイメージの受容— | 2019-04-01 - 2024-03-31 |
研究スタート支援 | 藤枝 絢子 | 国際文化学部 | 南太平洋島嶼国における伝統的住居の建設をめぐる在来知と発展的継承に関する調査研究 | 2020-09-11 – 2024-03-31 |
基盤研究(C) | 富樫 佳織 | メディア表現学部 | CIME産業のデジタルトランスフォーメーションにおけるエコシステムの形成と作用 | 2022-04-01 - 2026-03-31 |
若手研究 | 坪田 珠里 | メディア表現学部 | 日越交流の視点から見るベトナムの日本語教育史ー日仏共同支配期から1990年代ー | 2021-04-01 - 2024-03-31 |
基盤研究(C) | 鯖江 秀樹 | 芸術学部 | アート・クラブ(1945‐1964)の世界展開と抽象芸術の組織論 | 2021-04-01 – 2026-03-31 |
基盤研究(C) | 小泉 真理子 | マンガ学部 | 日本の能楽から解明する伝統実演芸術の経済的自立手法に関する実証研究 | 2023-04-01 - 2027-03-31 |
基盤研究(C) | 渡辺 知規 | 共通教育機構 | 数理との協働による新しい大規模構造ヘルスモニタリングシステム技術の提案 | 2017-04-01 - 2024-03-31 |
基盤研究(C) | 山本 哲司 | 本学特別研究員 | 廃寺後の祭祀と伝統仏教の変質とその社会的意義の研究—口述の生活史の分析から | 2021-04-01 – 2025-03-31 |
基盤研究(C) | 鈴木 堅弘 | 本学特別研究員 | 大津絵と近世芸能の相関性についての歴史研究 | 2019-04-01 - 2024-03-31 |
基盤研究(C) | 浅野 久枝 | 本学特別研究員 | 関西系小芝居(中芝居)の活動実態と地芝居との影響関係—地芝居の価値再発見に向けて | 2019-04-01 - 2024-03-31 |
基盤研究(C) | 西塔 由貴子 | 本学特別研究員 | 西洋古典における「光」と「輝き」の表象と色彩表現との相関性に関する研究 | 2017-04-01 – 2024-03-31 |
過去の研究一覧(科学研究費助成事業)
京都精華大学 学長指定課題研究費
学長指定課題研究費制度は、本学の学術研究および教育の向上を目的に、学長が指定する特定の課題・テーマに則した研究を推進する制度です。
2023年度は下記の4つの課題・テーマを指定し、7件が採択されました。
指定課題・テーマ
①地域社会への貢献を目的とする研究、あるいは事業
②近い将来に導入可能な新しい教育プログラムの構築
③学生、教職員にとってより良いキャンパスライフのための調査、分析と提案
④グルーバル教育・国際交流の促進
2023年度研究一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
磯辺 ゆかり | 国際文化学部 | 学内における国際交流を促進する“Language Buddy”制度導入の試み— 国内学生と留学生との相互交流を可能にする仕組みづくり — |
惠阪 友紀子 | 国際文化学部 | 人文学部・国際文化学部スチューデント・コモンズCasaの発展—学生の発信力を育てる— |
田村 有香 | 国際文化学部 | 地域と大学の協働の場としてのプラットフォームづくりと事業の展開 |
吉野 央子 | 芸術学部 | 大学間国際交流の促進/韓国ソウル市立大学校環境彫刻科との交流展 |
葉山 勉 | デザイン学部 | アートによる地域公共交通機関の活性化研究—エイデン・アート— |
小田 隆 | マンガ学部 | 美術解剖学の実践的な教育カリキュラムの開発 |
北脇 学 | グローバル推進グループ | 「ヒューマンライブラリー」の実践を通した新たなグローバル教育の取り組みとその成果分析 |
京都精華大学 個人研究奨励費
「京都精華大学個人研究奨励費」は、本学の研究活動の活性化を目的に、積極的に研究に取り組む教職員を支援するものです。
2023年度研究一覧
2023年度研究一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
中井 咲貴子 | 国際文化学部 | セルフブランディングのためのポートフォリオ作成にあたっての新たな手法の開発 |
藤枝 絢子 | 国際文化学部 | 茅葺民家と茅葺技術の維持継承に関する基礎調査3 —「茅葺住宅検出システム」の広域展開の検討— |
ナンミャケー カイン | 国際文化学部 | 在泰ミャンマー人避難民の現状—メーソットの調査から— |
小松 正史 | メディア表現学部 | マインドフルネス手法を用いた耳トレメソッドの新規開発 |
安田 昌弘 | メディア表現学部 | メディアの物質性から音楽を捉え直すための基礎研究 |
吉川 昌孝 | メディア表現学部 | 動画配信するメディア表現者のメディア運営実態把握の研究 |
アレン スコット | メディア表現学部 | AIを用いた新しい見立てによる人の想像力の拡張 |
杉本昌裕 | 芸術学部 | 人とのかかわりの中でつくり上げる造形活動 |
中野 裕介 | 芸術学部 | 不知火美術館・図書館『かなたをよむ:海と空のあいだのP』展のアーカイブ制作を核とした、〈抵抗〉としての制作表現 思考の拡張 |
森原 規行 | デザイン学部 | 子どもたちのためのアート×デザイン2023 |
大溝 範子 | デザイン学部 | 植物を使った日本の独自の美の研究 (ギャラリーでの展示に向けて) |
小北 光浩 | デザイン学部 | 海洋資源を軸にした循環型経済における魚革製造についての研究、2022年度に続いて(欧州委員会「ホライズン2020」獲得の多国間産学連携共同研究「FISHSKINプロジェクト」の一環として) |
米本 昌史 | デザイン学部 | 地域フリーパーパーが地域内住人・地域外住人に及ぼす返報性・相互影響の基礎的実践研究 |
辻田 幸廣 | マンガ学部 | アニメーションソフト x ゲームエンジンの活用方法2023年度版 |
多田 幸広 | マンガ学部 | 「ゼミ展に向けた作品制作」と「個人作品集制作」 |
斎藤 光 | ポピュラーカルチャー学部 | 日本における喫茶店ジャンルの出現と展開分岐に関する社会史的文化史的基礎研究(その1) |
住田 哲郎 | 共通教育機構 | 日本語の丁寧体と普通体の使い分けに関する基礎的研究 |
伊藤 まゆみ | 展示コミュニケーションセンター | ギャラリーTerra-Sの運営及び大学ギャラリー間のネットワーク構築のための調査 —主に収蔵品活用事例を中心に— |
島本 昌典 | 教学グループ | 在朝日本人・水崎林太郎に関する研究 —個人史と地域史からみた日本と朝鮮半島との関係— |
京都精華大学 萌芽的研究助成制度
本制度は若手研究者の育成・支援を主な目的とするため、若手研究者を積極的に採択し、科学研究費助成事業等競争的外部資金の獲得へ向けてのステップアップの機会とするものです。
研究代表者名 | 所属 | 研究課題名 | 研究期間(年度) |
---|---|---|---|
中農 稔 | デザイン学部 | なぞりを伝達するデバイスとそれを用いた新しい遊びの提案 | 2023-4-1ー2024-3-31 |
過去の研究一覧(学内研究費)
国際マンガ研究センター
マンガ文化の価値を創出する実践研究の国際拠点
京都国際マンガミュージアムを拠点とする、マンガ文化全体を扱う研究・教育機関。国内外のネットワークを構築する一方、マンガやその原画などのアーカイブを行い、研究を進めています。研究知見は大学の教育に反映されるとともに、展覧会やイベントなどの形で公開することで、マンガ文化の価値そのものを創出し続けています。
詳細はこちら(公式サイト)
伝統産業イノベーションセンター
伝統文化の知見を研究活動へと展開
本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
詳細はこちら(公式サイト)
本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
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アフリカ ・ アジア現代文化研究センター
世界の新たな中心となるアフリカ、アジアの文化を探る
より実践的、直接的な交流から、アフリカ・アジアの現代文化を考察し、新しい世界のあり方を探ることを目的に2020年4月に設立。アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点をめざします。研究成果も論文や学会発表にとどまらず、絵画やWebなど柔軟に展開予定です。詳細はこちら(公式サイト)