米田 知子(写真家)
「写真のなかの記憶」
写真は、確実に見えている対象だけではなく、物や場所が持つ記憶や歴史、その背景を映し出します。写真というメディアについて考えていることを、作品を紹介しながら語ります。
日時: 2013年5月9日(木)16:20 ~ 17:50
講師:米田 知子
写真家。1965年兵庫県明石市生まれ。89年イリノイ大学シカゴ校芸術学部写真学科卒業。91年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ロンドン)修士課程修了。現在ロンドンを拠点とし、意欲的に作品を発表。個展「記憶と不確実さの彼方」(東京/2003)、「A Decade After 震災から10年」(芦屋/2005)、グループ展「ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア/2007)、「キエフビエンナーレ」(ウクライナ/2012)など、国内外で高い評価を受けている。7月に東京都写真美術館で展覧会「暗なきところで逢えれば」を開催、「あいちトリエンナーレ2013」にも出展を予定。
園 子温(映画監督)
「非道に生きる!」映画と人生と世界をつなぐ
生きづらい現代日本で、ポジティブに、表現や自分の考えていることをいかにやりとおせるかを考えます。
日時: 2013年5月30日(木)16:20 ~ 17:50
講師:園 子温
映画監督。1961年愛知県生まれ。17歳で詩人デビューし、「ジーパンをはいた朔太郎」と呼ばれ注目される。1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。以後、『自転車吐息』『自殺サークル』『紀子の食卓』など旺盛に作品を制作。近作では『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』といった暴力や性に切り込む衝撃作を続々と発表し、世界でも高い評価を得る。2012年『ヒミズ』で東日本大震災後の世界を、『希望の国』で原発事故に翻弄される家族を描き、大きな話題を呼ぶ。原作小説『希望の国』(リトルモア)も刊行した。2013年秋には初めてのアクション映画『地獄でなぜ悪い』の公開を予定している。
岸田 繁(くるり)(ミュージシャン)
「くるり解体新書」
-ばらの花、Jubileeはどのようにして出来上がったのか-
日時: 2013年6月13日(木)16:20 ~ 17:50
講師:岸田 繁(くるり)
ロックバンドくるりのボーカル、ギター。1976年、京都府生まれ。1996年、立命館大学在学中にくるりを結成し、1998年にシングル「東京」でメジャーデビュー。くるりの大半の楽曲の作詞作曲を手がけており、他アーティストへの楽曲提供、映画音楽の制作も行う。さまざまなジャンルから影響を受けて作られたそれらの楽曲は、多くの人の心を掴んでいる。
宇津木 えり(ファッションデザイナー)
「mercibeaucoup,と宇津木えり」
メルシーボークー、についてと、
ファッションデザイナー・宇津木えりの
いままで、そしてこれから
日時: 2013年7月4日(木)16:20 ~ 17:50
講師:宇津木 えり
1966年東京生まれ。1986年 女子美術短期大学 衣服デザイン科卒業後、エスモード・ジャポン東京校入学。1学年修了後、渡仏。パリのステュディオベルソーで1年間学ぶ。帰国後、幾つかの企業で経験を積み、2001年にFRAPBOISをスタート。2005年にFRAPBOISを離れ、翌年3月に新しい自身のブランドmercibeaucoup,をスタート。その後も毎シーズン新作を発表し、現在に至る。
今日マチ子(漫画家)
「水面を写し取る」
日時: 2013年11月7日(木)16:20 ~ 17:50
講師:今日マチ子
きょう・まちこ●東京都出身。ほぼ毎日更新しているブログ「今日マチ子のセンネン画報」が太田出版より書籍化され注目を浴びる。無類の猫&カメラ好き。2005年「ほぼ日マンガ大賞」入賞、2006年、2007年、2010年『文化庁メディア芸術祭』「審査委員会推薦作品」に選出。著書に『COCOON』(秋田書店)、『センネン画報』『センネン画報 その2』(太田出版)、『七夕委員星に願いを篇』(河出書房新社)、『100番めの羊』(廣済堂出版)『みかこさん』(講談社)、『かことみらい』(祥伝社)、『ぼくのおひめさま親指姫 白雪姫』(ピエブックス)「アノネ、」(秋田書店)、「mina-mo-no-gram」(秋田書店 もっと!/藤田貴大さんとの共作)「みつあみの神様」(集英社)など。
原田マハ(小説家)
「創作の原点─文学とアート」
私の創作の原点には、青春時代に読んだ数々の小説と、展覧会や画集で出会ったアートがあります。
このふたつがいかにして創作の血肉となったかをお話しすると同時に、学生時代に多くの良書やアートに触れることの大切さについて語りたいと思います。
日時: 2013年11月21日(木)16:20 ~ 17:50
講師:原田マハ
はらだ・まは●1962年、東京生まれ。関西学院大学文学部日本文学科、早稲田大学第二文学部美術史科卒業。 伊藤忠商事株式会社、森ビル森美術館設立準備室、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、2002年フリーのキュレーター、カルチャーライターとなり、2006年より作家となる。2005年『カフーを待ちわびて』で第一回日本ラブストーリー大賞受賞。2012年『楽園のカンヴァス』で第二十五回山本周五郎賞受賞。主な著作に『一分間だけ』『夏を喪くす』『キネマの神様』『翼をください』『独立記念日』『本日は、お日柄もよく』『でーれーガールズ』『旅屋おかえり』『生きるぼくら』『ジヴェルニーの食卓』『総理の夫』などがある。 公式サイト http://haradamaha.com/
大森伃佑子(スタイリスト)
「ファッションにできること」
日時: 2013年12月5日(木)16:20 ~ 17:50
講師:大森伃佑子
熊本県出身。雑誌『オリーブ』でスタイリストとして活躍。現在は、雑誌『装苑』で連載する他、雑誌やCM、映画、テレビドラマ等、多様なメディアで様々なアーティストのスタイリングを手がけている。2011年、和装と洋装を織り交ぜた新たなブランド「DOUBLE MAISON(ドゥーブルメゾン)」を立ち上げる。アーティストのYUKIとアートディレクターの平野文子の3人で「夢想集団」“Sleep”としても活動する。著書に『FOR A GIRL』(文化出版局)、『RE GIRL』(辰巳出版)など。
鈴木菜央、兼松佳宏(greenz.jp発行人/NPOグリーンズ代表理事、greenz.jp編集長/NPO法人グリーンズ理事)
「社会をデザインする─ほしい未来は、つくろう」
僕たちは、「社会的な課題の解決と同時に、新たな価値を創出する画期的な仕組みをつくること」を 「ソーシャルデザイン」と呼んでいます。 日本の未来をもっと素敵にするためのヒントを集めて、つなげて、広めています。 “共感”を生むグッドアイデアこそ、人を前向きにし、社会を動かす力があると信じています。 迎えたい未来のために、なりたい自分のために、社会をデザインすることは可能なのか? あなたが迎えたい未来は、どんな未来ですか? なりたい自分はどんな自分ですか?
〈ウェブマガジン greenz.jp〉
聞き手:ウスビ・サコ(本学 人文学部長)
日時: 2013年12月12日(木)16:20 ~ 17:50
講師:鈴木菜央、兼松佳宏
すずき・なお●1976年バンコク生まれ東京育ち。2002年より3年間「月刊ソトコト」にて編集。独立後06年「ほしい未来は、つくろう」をテーマにしたWebマガジン「greenz.jp」創刊。07年よりグッドアイデアな人々が集まるイベント「green drinks Tokyo」を主催。著作に『「ほしい未来」は自分の手でつくる』(講談社 星海社新書)。
かねまつ・よしひろ●1979年秋田県生まれ。制作会社を経て2006年に鈴木菜央、小野裕之らとグリーンズを立ち上げる。2010年「greenz.jp」編集長に就任し、2013年2月から鹿児島市在住。グリーンズ編著として『日本をソーシャルデザインする』、『ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイデア集』(朝日出版社)を発行。