図像・文字・コミュニケーションの3要素をみがく

ビジュアルデザインを構成する3つの要素である「図像」「文字」「コミュニケーション」を深く学ぶプログラムに取り組みます。写真やイラスト、模様などを扱う「図像」の授業では、色や形が視覚にどう訴えかけるかについて知り、「文字」の授業ではデザインの重要な要素である書字やタイポグラフィを学び、「コミュニケーション」の授業ではアイデアの出し方やターゲットとのコミュニケーションの取り方の理解を深めます。また、ドローイングや写真、動画などさまざまな表現に挑戦し、作品を社会に発表する機会も豊富に用意。デザインが人の心や社会を動かす過程を実体験を通して学び、培った独自の表現力で人の感性を刺激するデザイナーをめざします。

科目PICK UP

  • 色の美しさ、形のおもしろさを、身体を使って理解する。

    [ビジュアルデザイン基礎1/1年]
    デッサンやクロッキー、空間表現や色彩表現などを基礎から学びます。1年間のまとめとして、最後はライブペイントに挑戦。大きな紙に巨大なローラーで色とりどりの線を描きながら、「きれいな色」「おもしろい形」を身体で理解します。

  • 手描きのポスターを5点制作。表現力や構成力を養う。

    [グラフィックデザイン/2年]
    前期は、手描きや版画などの手作業で728cm×1030cmのB1ポスターを5点制作。B1のボリュームやインパクトを体感して学びます。後期は同じサイズのポスターをコンピュータで制作し、手描き作品がもつ熱量をデジタル技術でいかに表現するかを考えます。

  • 自然と向き合い、心のデザインができる力を養う。

    [プロジェクト1/3年]
    京都市北部にある美山で、野生動物の狩猟に挑戦します。自然と向き合い、命について考え、衣食住の基本に立ち返る機会を設けます。モノだけでなく心のデザインができる力や、「本当に良いデザインとは何か」「豊かさとは何か」を考える力を養います。

4年間の学び

  1. 1年次

    FIRST

    描写・画面構成・発想をみがく

    描写力や画面構成力、発想力、表現力を養います。ビジュアルデザインの基礎となるWebや動画、写真などの制作スキルを身につける選択制の授業も数多く用意。

  2. 2年次

    SECOND

    デザインの3要素を追究

    デザインの構成要素である図像・文字・コミュニケーションの3つを掘り下げて学び、専門性を深めます。写真や文字で表現する力を修得し、受け手を意識した広告制作も行います。

  3. 3年次

    THIRD

    社会にデザインを発信

    デジタルクリエイションコースの学生と共同で、社会や企業と関わるプロジェクトにチームで取り組みます。専門性を生かし、デザインで社会の課題を解決する力を実践的にみがきます。

  4. 4年次

    FOURTH

    幅広い表現力を作品に展開

    平面構成やタイポグラフィ、ドローイングなど、さまざまなデザインを生み出す力と、デザインで課題を解決する力を最大限に活用し、卒業制作に取り組みます。

4年間で身につく能力

  • 「図像」と「文字」を活用した表現力
  • アイデアや思考を形にする力
  • 社会的なテーマに目を向け、デザインに反映する力

作品

施設

学年ごとに設けられた実習室は、広々と使い勝手のよいレイアウト。

PICK UP!

  • さまざまな撮影に対応できる写真スタジオを完備。

  • クラフトルームでは、版画設備のほか、木工作品を制作できる機器も設置されています。

教員

非常勤講師

  • 前田愛美 / 版画家(担当:グラフィックデザイン1V)
  • はやかわりか(担当:デザイン演習2F・4F、ビジュアルデザイン基礎1・2・3VQ)
  • 佐々木知子 / 写真家(担当:デザインスキル5・7)
  • 河村真由美 / グラフィックデザイナー(担当:デザイン2・6)
  • 小野友資 / クリエイティブディレクター(担当:プロジェクト1・2 VQ)
  • 角谷和好 / クリエイティブディレクター・グラフィックデザイナー(担当:プロジェクト2・5VQ)
  • 大森静佳 / 歌人(担当:デザインスキル6VQ)
  • 吉田和生 / フォトグラファー(担当:デザイン4・8VQ)
  • 中川久仁子(担当:デザイン1・5VQ)
  • 島谷賢治 / モーショングラフィックスデザイナー・エディタ(担当:デザインスキル3・4Q、プロジェクト2VQ)
  • 石岡良治(enamel.) / アートディレクター・デザイナー(担当:プロジェクト1・4VQ)
  • 山地憲太 / ディレクター・デザイナー(担当:デザインスキル6・8VQ)
  • よシまるシン(担当:プロジェクト1VQ)
  • 近藤正嗣 / テキスタイルデザイナー(担当:テーマ研究3V・6V、プロジェクト2VQ)
  • 西村昌之 / WEBプロデューサー・ディレクター(担当:デザイン3VQ)
  • 中農 稔 / テクノロジスト(担当:プロジェクト1・4・5VQ)

卒業後の進路

世界中、どんな場所でもデザインは必要とされます。近年では、制作会社や広告代理店でのデザイナー職はもちろん、服飾やインテリアの分野、アート分野などで活躍する卒業生が増えています。
 

  • デザイン事務所で本や雑誌、Webデザインを手がけるデザイナー
  • 広告代理店のデザイナーやアートディレクター
  • 企業内(インハウス)のプランナー、デザイナー
  • 商業写真のフォトグラファー
  • フリーランスのデザイナー

取得できる資格

在学中、指定された科目単位を取得すれば、以下の資格を取得することが可能です。

その他、検定・資格取得のための支援講座も用意されています。
 

  • 高等学校教諭一種免許状(美術)
  • 中学校教諭一種免許状 (美術)
  • 図書館司書
  • 博物館学芸員

VOICE

  • 佐藤 真子在学生

    デザインのプロセスから見えてきたこと。

    高校までは油絵を学んでいましたが、北欧デザイン好きの母親に影響を受け、グラフィックデザインに興味を持つようになりました。京都精華大学のグラフィックデザインコースは、完成品だけでなく、デザインの過程そのものも大切にするのが特長だと思います。例えば1年次のとき、テーマにあわせて100個のアイデアを考える課題がありました。アイデア出しのプロセスから訓練を受けた経験は、いまの作品づくりに活きています。おすすめの授業は、3年次後期で履修したコミュニケーションデザイン。実際に活躍されているプロのデザイナーやコピーライター、アートディレクターの方々から直接指導を受けました。広告の面白さに気づいたのは、このときです。授業以外でも『SH AK E A RT!』という芸大生のためのフリーペーパーでアートディレクションを担当したり、学外でアートフェスの企画やデザインに携わってきました。大学内に留まらずにさまざまな人と交流することで、好きなデザイナーに自分から会いに行ったり、作品の売り込みに行ったりと、積極的に行動できるようになりました。卒業後はデザイナーとしてグラフィック、広告と幅広く関わっていきたいです。