アセンブリーアワー講演会(2015年度)

EVENTS

北村道子(衣裳デザイナー/スタイリスト)

広告・映画における衣裳デザインやスタイリングを務めてきた北村道子さんが
「身体・肉体・デザイン」のテーマでお話しします。
今回は、独自の表現で注目を集めるダンスカンパニー「DAZZLE(ダズル)」の、
3つの公演で衣裳を手がけた経験をもとに、DAZZLEと衣裳デザインについて語ります。

日時: 2015年4月23日(木)16:20 ~ 17:50

講師:北村道子

きたむら・みちこ●1949年 石川県生まれ。1985年の森田芳光監督作「それから」で映画衣裳デビュー。以後、数々の映画で衣裳を務め、是枝裕和、黒沢清、三池崇史等の作品に参加。「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」(2007)の衣裳で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞。また、宇多田ヒカル、 UAのPVでの衣裳など、さまざまなアーティストや俳優のスタイリングも行ってきた。作品集・著書に『Tribe』(1995)、『cocue』(1999)、『衣裳術』(2008)など。ダンスカンパニーDAZZLE(ダズル)に関しては「Re:d」(2011)、「花ト囮」(2012)に続き、最新作の坂東玉三郎演出「バラーレ」(2015年3月)で衣裳デザインを担当した。
  • 「バラーレ」(2015)/撮影:岡本隆史
  • 「Re:d」(2011)/撮影:飯野高拓
  • 「花ト囮」(2012)/撮影:飯野高拓
DAZZLE
 
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加藤貞顕(株式会社ピースオブケイク代表取締役CEO/編集者)

クリエイターと読者をつなぐコンテンツ配信サイト「cakes」、
電子書籍やメルマガに代わる新しい電子メディア媒体「note」を生み出した加藤氏が、
いま考えていることや、 これからの表現の場について語ります。

日時: 2015年5月21日(木)16:20 ~ 17:50

会場:京都精華大学 友愛館 Agora

講師:加藤貞顕

かとう・さだあき●1973年新潟県生まれ。大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。アスキー、ダイヤモンド社に編集者として勤務。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)、『ゼロ』(堀江貴文)など話題作を多数手がける。2012年、コンテンツ配信サイト・cakes(ケイクス)をリリース。2014年、新しい電子メディア媒体・note(ノート)をリリース。
  • コンテンツ配信サイト・cakes
  • 新しい電子メディア媒体・note

岸田 繁(くるり/ミュージシャン)

くるりの曲はどうやってできるのか?
昨年・一昨年にも本講演会に登壇し、楽曲のつくりかたを講義して大好評だった
岸田繁氏による 「くるり解体新書」の第三弾です。

日時: 6月27日(土) 14:40〜16:10

会場:京都精華大学 明窓館 M-201

講師:岸田 繁

きしだ・しげる●ロックバンドくるりのボーカル、ギター。1976年、京都府生まれ。1996年、立命館大学在学中にくるりを結成。1997年11月にデモ音源を集めたCD「もしもし」をインディーズから発表。1998年10月にシングル「東京」でメジャーデビュー。あらゆる音楽からあまねく影響を受けてつくられるサウンド、ひとはだのメロディーとことばを醍醐味とする。

牧村朝子(タレント/文筆家)

幸せそうな女の子カップルに 「レズビアンって何?」といわれるような将来をつくりたい。
女性として生まれ、最愛の妻と結婚した牧村氏。
同性愛者は少数派ではあるけれど、少数ではない。
牧村氏自身の経験と、セクシャルマイノリティの 現状についてお話します。

日時: 2015年7月9日(木)16:20 ~ 17:50

会場:京都精華大学 友愛館 Agora

講師:牧村朝子

まきむら・あさこ●タレント、文筆家。2010年、ミス日本ファイナリスト選出をきっかけに、杉本彩が社長を務める芸能事務所「オフィス彩」に所属。2013年、フランスでの同性婚法制化とともに、かねてより婚約していたフランス人女性と結婚。現在はフランスを拠点に、各種媒体への執筆・出演を続けている。著書『百合のリアル』(星海社新書)、マンガ監修『同居人の美少女がレズビアンだった件』 (イースト・プレス)。ツイッター@makimuuuuuu(まきむぅ)

山下 陽光(アーティスト・デザイナー)

俺、面白いっしょ話はもう聞き飽きた。残念ながらこれからの未来は明るくないって事が、ほぼほぼ約束されています。このヤロー!どうやって生きるんだ?アーティスト?デザイナー、監督、役者、バンド何をやっても金にならないじゃんか!
そうです20年前からある仕事はやめとけやめとけ。アルバイトしながら自己実現するのもこの際やめちまいましょう!というわけでバイトやめる学校開校します。
バイトやめて自活する方法を考えて実践しまくりましょう。
 
この講義の前から、あんなこと、こんな事やりたい!バイトやめたい!という方は下記の何かしらの方法でご連絡下さい。
大変な事もたくさんあるけど(←どっちも重要→)
バイトやめて毎日が夏休み生活を実現しよう!
 
tochudeyameru@gmail.com
 
09060440140
 
LINE yamashitahikaru1977
Twitter ccttaa
 
 
山下陽光

日時: 2015年10 月29日(木)16:20 ~ 17:50

講師:山下陽光

1977年、長崎県生まれ。パフォーマンスグループ「トリオフォー」在籍。2009年、『美術手帖』で特集頁を持つ。2010年、ファッション業界や既存の商売のありかたに疑問を持ち、自身が経営する高円寺の古着屋「素人の乱シランプリ」にて全商品無料の取り組みをはじめるほか、広島現代美術館で特別展「一人快芸術」に出品。2011年、高円寺などにおいて数万人が参加した脱原発デモ「原発やめろデモ!!!!!」の司会を行い、原子爆弾が投下されて間もない広島に建っていた書店「アトム書房」の研究を開始する。同年7月、2004年から手がけるリメイクブランド「途中でやめる」の服を渋谷パルコに出品。2014年、広島県鞆の津ミュージアムにて個展「山下陽光のアトム書房調査とミョウガの空き箱がiPhoneケースになる展覧会」を実施。同展覧会にて、日比野克彦、坂口恭平、Chim↑Pomらと対談を行う。

塚本晋也(映画監督)

独創的かつ唯一無二の作風でひとびとを魅了する塚本氏。
公開中の最新作「野火」は、構想20年を経て「今、つくらなければ」という思いで、限られた条件のなか熱意を支えに制作されました。
戦時下における極限状態の人間を描く本作は、圧倒的なリアリティと苛烈なエネルギーをもってわたしたちに衝撃を与えます。
「野火」を通し、いま思うことについて塚本氏がお話しします。
 
※映画「野火 Fires on the Plain」は現在公開中。
京都では2015年10月3日~10月30日まで、立誠シネマプロジェクトにて公開されます。
詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください。
 
野火 Fires on the Plain
http://nobi-movie.com/(外部ページへ移動します)
 
立誠シネマプロジェクト
http://risseicinema.com/(外部ページへ移動します)

日時: 2015年11 月5日(木)16:20 ~ 17:50

講師:塚本晋也

1960年、東京都生まれ。14歳で初めて8ミリカメラを手にし、87年「電柱小僧の冒険」でPFFグランプリ受賞。89年「鉄男」で劇場映画デビューと同時に、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。1997年ヴェネツィア国際映画祭で審査員を務める。その他の主な作品に、「バレット・バレエ」「悪夢探偵」「KOTOKO」など。製作、監督、脚本、美術などすべてに関与して作りあげる作品は、国内、海外で数多くの賞を受賞する。2014年、第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、飢餓状況に陥った日本兵の姿を描く最新作「野火」が第71回ヴェネツィア国際映画祭メインコンペティション部門に正式出品された。俳優としても活躍し、2016年公開予定のマーティン・スコセッシ監督作「沈黙」に出演している。
  • 最新作「野火」より
  • 「悪夢探偵」(2007)より
  • 「鉄男」(1989)より

みうらじゅん(イラストレーター)

イラストレーターやエッセイスト、ミュージシャンなどさまざまなジャンルで活躍しながら、誰も気づかなかったところに注目し、「ゆるキャラ」や「マイブーム」などのムーブメントを起こすみうら氏。
今回は本学の学生に向けた「ほとんどやり尽くされてるような気がしますが、隙間は必ずどこかにあるもんです。」というメッセージをキーワードに語ります。

日時: 2015年11月19日(木)16:20 ~ 17:50

講師:みうらじゅん

1958年、京都府生まれ。武蔵野美術大学在学中に『月刊漫画ガロ』にてマンガ家デビュー。独特の世界観が人気を呼び、イラストレーター、作家、ミュージシャン、ラジオパーソナリティーなど幅広い分野で活動。97年、みうら氏の造語「マイブーム」が流行語大賞受賞語になる。著書、音楽、映像作品も多数。2003年にマンガ『アイデン&ティティ』、09年には小説『色即ぜねれいしょん』が映画化された。

想田和弘(映画作家)

脚本なし。BGMなし。ナレーションなし。
その場で起こる出来事を、ただ記録し、観察する。
みずから「観察映画」と呼ぶスタイルを確立し、世界各国の映画祭でおどろきをもって歓迎される作品を生み出す想田氏。
混沌とした現代にあって、わたしたちはどのように情報を分析し、選び取り、そしてどう決断すべきなのか?
最新作「牡蠣工場」での経験にもふれながら、想田氏が世界の観察状況を語ります。

日時: 2016年1月21日(木)16:20~17:50

会場:京都精華大学 友愛館 Agora

講師:想田和弘

1970年、栃木県生まれ。東京大学文学部卒。ニューヨーク在住。NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手がけた後、台本やナレーションを使わないドキュメンタリーの手法「観察映画」を提唱し、制作をはじめる。『選挙』(07年)は世界200カ国近くでTV放映され、米国でピーボディ賞を受賞。続く『精神』(08年)、『Peace』(11年)も数々の国際的な映画祭にて多数受賞。『演劇1』『演劇2』(12年)では劇作家・平田オリザに密着した。著書に『カメラを持て、町へ出よう』、『熱狂なきファシズム』、『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』、『精神病とモザイク』等。2016年2月に新作映画『牡蠣工場』が公開予定。