京都精華大学では、芸術、デザイン、マンガ、人文学、国際文化、メディア表現の多様な領域の教員による個別研究や共同研究が活発に行われています。研究成果の報告には、講演会やシンポジウムなど様々な機会を設け、在学生はもちろん、広く社会に還元することをめざしています。
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教育研究活動の概要
全学研究機構
本機構は、本学の研究活動の向上と発展をめざし、科学研究費補助事業をはじめとする競争的資金の獲得や共同研究の推進、紀要の発行、出版助成などの事業を行なっています。
本機構のもとに「国際マンガ研究センター」「伝統産業イノベーションセンター」「アフリカ ・ アジア現代文化研究センター」の3つのセンターを設置。多様な領域の教員による個別研究や共同研究を支えています。
京都精華大学 紀要
京都精華大学の教育、研究活動の成果を公開し、新しい人類史の展開に貢献することをめざして、本学教職員等の研究成果をまとめた『京都精華大学 紀要』を年1回刊行しています。
教育研究活動データベース
本学教員の教育研究活動について、キーワードや所属学部、氏名から調べることができます。
公的研究費の適正な運営・管理について
京都精華大学では、文部科学省の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」に基づき、本学における科学研究費補助金をはじめとする公的研究費の適正な運営・管理について体制を整備しています。詳細は以下のページをご確認ください。
研究事例
科学研究費助成事業
2024年度研究一覧
種目 | 課題番号 | 研究者氏名 (所属) |
研究課題名 | 採択年度 / 終了予定年度 |
---|---|---|---|---|
基盤研究(B) | 21K00651 | 清水貴夫 (国際文化学部) |
現代西アフリカにおけるライシテと宗教性の連続性の文化人類学的研究 | 2021 / 2024 |
基盤研究(C) | 23K01804 | 鈴木赳生 (国際文化学部) |
日常民族研究の統合─事例分析に根ざした理論的刷新 | 2023 / 2026 |
基盤研究(C) | 24K15473 | ナンミャケーカイン (国際文化学部) |
国家暴力に対する抵抗は有効か?—ミャンマーの市民的不服従運動(CDM)から検証する— | 2024 / 2026 |
若手研究 | 19K13321 | 小川 仁 (国際文化学部) |
イタリア都市貴族と日本人—異文化との直接的邂逅とイメージの受容— | 2019 / 2024 |
若手研究 | 20K12934 | 久留島元 (国際文化学部) |
16・17世紀説話資料における「怪異説話」の継承と展開 | 2020 / 2024 |
若手研究 | 21K13111 | 堀井佳代子 (国際文化学部) |
平安時代中期の陣定成立過程の研究 | 2021 / 2024 |
若手研究 | 22K13488 | 南 了太 (国際文化学部) |
人文社会系産官学連携の普及と定着 | 2022 / 2024 |
若手研究 | 24K15932 | 山田小夜歌 (国際文化学部) |
ヴィクトリア・エドワード期英国におけるバレエの多義性と越境的展開をめぐる研究 | 2024 / 2028 |
基盤研究(C) | 22K01774 | 富樫佳織 (メディア表現学部) |
CIME産業のデジタルトランスフォーメーションにおけるエコシステムの形成と作用 | 2022 / 2024 |
基盤研究(C) | 21K00241 | 鯖江秀樹 (芸術学部) |
アート・クラブ(1945‐1964)の世界展開と抽象芸術の組織論 | 2021 / 2024 |
基盤研究(C) | 23K01597 | 小泉真理子 (マンガ学部) |
日本の能楽から解明する伝統実演芸術の経済的自立手法に関する実証研究 | 2023 / 2026 |
若手研究 | 20K14154 | 川本静香 (共通教育機構) |
子どもの自殺の背景にある「援助の不成立」の説明モデルの構築 | 2020 / 2024 |
若手研究 | 21K13042 | 坪田珠里 (共通教育機構) |
日越交流の視点から見るベトナムの日本語教育史ー日仏共同支配期から1990年代ー | 2021 / 2024 |
過去の研究一覧(科学研究費助成事業)
京都精華大学 学長指定課題研究費
学長指定課題研究費制度は、本学の学術研究および教育の向上を目的に、学長が指定する特定の課題・テーマに則した研究を推進する制度です。
2024年度は下記の7つの課題・テーマを指定し、7件が採択されました。
指定課題・テーマ
1. 画像生成AIを用いた実技教育の構想
2. グローバル教育・国際交流の促進
3. 学内環境の整備あるいは学内資源の活用
4. キャンパスでのエネルギー消費削減のための提案
5. 教学運営に関する新しい手法の提案
6. 地域社会への貢献を目的とする共同研究、あるいは共同事業
7. 導入可能な新しい教育プログラムの構築
2024年度研究一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
中岡樹里 | 国際文化学部 / 共通教育機構 |
学内における国際交流を促進する“Language Buddy”制度の継続実施の試み —国内学⽣と留学⽣との相互交流活動の定着に向けて— |
田村有香 | 国際文化学部 | 地域と大学の協働の場としてのプラットフォームづくり、事業の創出、魅力の発信 |
安田昌弘 | メディア表現学部 | 多文化ポエトリーリーディングのためのオンラインプラットフォーム開発に向けた予備研究2 |
シムズ・アティカス | メディア表現学部 | 生成AI革命に対応する芸術教育: 包括的研究 |
吉野央子 | 芸術学部 | 大学間国際交流の促進/韓国ソウル市立大学校環境彫刻科との交流展 |
葉山 勉 | デザイン学部 | アートによる地域公共交通機関の活性化研究 ~えいでんアート~ |
小田 隆 | マンガ学部 | 美術解剖学の実践的な教育カリキュラムの開発 |
京都精華大学 個人研究奨励費
「京都精華大学個人研究奨励費」は、本学の研究活動の活性化を目的に、積極的に研究に取り組む教職員を支援するものです。
2024年度研究一覧
※所属は申請時です
2024年度研究一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
ナンミャケーカイン | 国際文化学部 | 在泰ミャンマー人避難民の現状—メーソットの調査から— |
藤枝絢子 | 国際文化学部 | 南太平洋島嶼国における伝統建築の地域固有性と共通性に関する基礎調査1 |
谷口文和 | メディア表現学部 | 空間音響表現手法の発展を目指した制作と展示 |
スコットアレン | メディア表現学部 | 新しいAI技術を用いた開かれた視覚表現 |
吉川昌孝 | メディア表現学部 | 動画プラットフォーム企業のメディア表現者への戦略性 |
小松正史 | メディア表現学部 | 漢方的思考を取り入れた音楽制作の可能性 〜美容面と健康面のブラッシュアップを目指して〜 |
平野砂峰旅 | メディア表現学部 | Acoustic feedback system ”AtmosPhone” and the work ”Atmospheric Sound”. |
上野目浩一 | 芸術学部 (共通教育機構) |
人と人がかかわる造形活動の展開 |
北野裕之 | 芸術学部 | 写真・版画表現の可能性:コロタイプ印刷の制作と研究 |
小松敏宏 | 芸術学部 | 日本と海外(韓国/ドイツ)のオルタナティブスペースによる国際交流展への参加 |
中村裕太 | 芸術学部 | 大正・昭和初期の工藝運動における「蓮月焼」の受容|手捻りと釘彫りの研究と制作 |
森原規行 | デザイン学部 | 子どもたちのためのアート×デザイン2024 |
小北光浩 | デザイン学部 | 日本のファッション産業における「サステナビリティ」の取り組みについての調査 |
中農 稔 | デザイン学部 | 手指のなぞりを伝達するゲームデバイス開発とそれを用いた遊びの提案 |
姜 竣 | マンガ学部 | 現代社会に他者と対面し対話する〈境界〉的な場を穿つデザインとアートに関する人類学的研究~アートユニット・Yottaヨタの作品とパフォーマンスを通して~ |
丸岡慎一 | マンガ学部 | 子どもの創作支援ワークショップにおける〈オタク的な感性〉の関係から見る教育的可能性 |
斎藤 光 | ポピュラーカルチャ—学部 | 日本における喫茶店ジャンルの出現と展開分岐に関する社会史的文化史的基礎研究(その2) |
住田哲郎 | 共通教育機構 | 日本語母語話者の文 −丁寧体・普通体の混用と体言止めを中心に− |
京都精華大学 萌芽的研究助成制度
本制度は若手研究者の育成・支援を主な目的とするため、若手研究者を積極的に採択し、科学研究費助成事業等競争的外部資金の獲得へ向けてのステップアップの機会とするものです。
研究代表者名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
2024年度採択:なし |
京都精華大学 出版助成制度
本学における研究成果を公開し社会に還元するために、学部や領域を問わず出版助成制度を設けています。
研究代表者名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
2024年度採択:なし |
京都精華大学 芸術表現助成制度
本学の研究活動の活性化につながるような展覧会、上映会、パフォーマンス、キュレーションなどの芸術表現活動への参加に対して行う助成制度として、2024年度に新設されました。
2024年度研究一覧
2024年度研究一覧
研究者氏名 | 所属 | 研究課題名 |
---|---|---|
小松敏宏 | 芸術学部 | ”THE EYE AND SPIRIT” (眼と精神) KOMATSU Toshihiro+ SASAOKA Takashi (ドイツ/ハンブルグ展) |
中野裕介 | 芸術学部 | 「中野裕介/パラモデル 展 よろぼう少年、かなたの道をゆく ▷▷▷《俊徳丸伝説》であそぶ」 |
中村裕太 | 芸術学部 | 「アウト・オブ・民藝」 |
過去の研究一覧(学内研究費)
国際マンガ研究センター
マンガ文化の価値を創出する実践研究の国際拠点
京都国際マンガミュージアムを拠点とする、マンガ文化全体を扱う研究・教育機関。国内外のネットワークを構築する一方、マンガやその原画などのアーカイブを行い、研究を進めています。研究知見は大学の教育に反映されるとともに、展覧会やイベントなどの形で公開することで、マンガ文化の価値そのものを創出し続けています。
詳細はこちら(公式サイト)
伝統産業イノベーションセンター
伝統文化の知見を研究活動へと展開
本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
詳細はこちら(公式サイト)
本学では、学生が伝統産業の工房に通い手仕事の技やその精神性を学ぶ学外実習を1979年から継続しています。当センターはその知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するため2017年に設立。研究・教育・社会連携活動を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点に、さまざまな国や地域の手仕事との連携をめざします。
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アフリカ ・ アジア現代文化研究センター
世界の新たな中心となるアフリカ、アジアの文化を探る
より実践的、直接的な交流から、アフリカ・アジアの現代文化を考察し、新しい世界のあり方を探ることを目的に2020年4月に設立。アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点をめざします。研究成果も論文や学会発表にとどまらず、絵画やWebなど柔軟に展開予定です。詳細はこちら(公式サイト)