2019年度卒業・修了生のみなさんへ 同窓会「木野会」会長 祝辞

比叡の山も淡い色が目立ち、春の息吹きが感じられる今日の良き日京都精華大学を卒業される皆様、本日はご卒業並びに学位の取得誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。

本来ならば喜ばしい日で歓喜の挨拶では有りますが、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している中、色々な対応が求められています。感染によりお亡くなりになった方々へのご冥福、感染症を発症されている方々にお見舞い申し上げます。更には、医療看護に従事されている方々へ感謝いたします。
 
さて、皆様方はこの報道があってから、今日まで何を感じて、何を考えて、どのような行動をされてきたでしょうか。これからどうしますか。大学を卒業して意気揚々と実社会へ繰り出す時です。貴方に望まれること、要求されること、自分で自分に課せること、現実に直面すること・・・・・・。
社会人でなくとも、幼児、児童、生徒、学生、大人、お年寄り誰にでも課せられたことですよね。でもいろんなことが起こっています。(心と同じように)見えないものとの闘いは非常に厳しいものだと感じます。ONE TEAMと軽く使う言葉ではありませんが、今こそ一丸となって難局を切り抜けなければなりません。
 
我々精華人には「自由自治」が心の何処かに生息しているらしい、それは一人一人がこの大学での4年間で成長させていくものである。いわば大学生活で「生きる力」「自己の探究」「組織の連携」というものを探り出さなければならなかったことを振り返ってください。
貴方には4月から新しい環境の中で活躍することが期待されています。若者だからできる、発想、創造、行動力、連携そしてITの活用等々。それらを駆使して新社会へ飛び込んでください。「人間万事塞翁が馬」安易な意味合いでなく切り開く能力を有しているのはあなた方なのです。よろしくお願いします。

そして、卒業されたみなさんはこれから同窓会「木野会」の仲間です。ようこそ、木野会へ。これから共に活動していきましょう。本日、木野会の会報誌「精華人」をお配りします。木野会ではホームページやFacebook、Twitterを通じ、卒業生や大学の様子、活動について発信しています。本学創立以来50年の仲間が木野会を通じ、日本の各地にそして世界にいます。これからも各支部の活動や地域連携を深めて行きたいと考えておりますのでご参加・ご活用ください。2019年度は学生支援として卒業制作展支援・木野会賞の設定をして大学や学生との連携を深めようと企画いたしました。これからも木野会では会員間の親睦と京都精華大学の発展に寄与すべく、活動してまいります。ぜひみなさんもその一員としての参加を心からお待ちしています。
京都精華大学 卒業生同窓会「木野会」
会長 山田 隆

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