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国際文化学部が学部名を変更。2026年4月「人文学部(仮称・構想中)」に生まれ変わります。

京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:澤田昌人)は、2026年4月に国際文化学部を改組し、「人文学部」への学部名変更を予定しています。現行の芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、メディア表現学部と併せて5学部体制となります。文部科学省への事前相談は2024年10月に実施予定で、2025年4月下旬に学部名変更の届出を行う予定です。
人文学部特設サイト https://new-humanities.kyoto-seika.ac.jp/

京都精華大学人文学部(仮称・構想中)

この世界を生き抜くために、新しい人文学。

人文学部は「人間とは何か」「どうすれば世界をより良く変えることができるのか」を考える学部です。
 
2024年現在、この世界では、各地で苦しんでいる人々がいます。ロシアによるウクライナへの攻撃も、イスラエル国軍によるガザ地区の攻撃やミャンマーの内戦も止まるところを知りません。移民に対する排斥運動や差別は、米国、欧州、そして日本でも顕在化する問題です。ほかにもジェンダーや障害の有無、経済格差、SNSに縛られた人間関係など、多様な社会問題が浮き彫りになっています。少子高齢社会が加速する日本においては、多くの若者が将来に不安を抱く一方で、AIを始めとしたテクノロジーの発達は進み、生活や働き方はますます変化していくことでしょう。
 
京都精華大学では、そのように生きづらく、変化の激しい時代だからこそ、自己を見つめ他者と対話する言葉の力、幅広い視点を基にした粘り強い思考力、自らの足で現地に赴くことで得られる実感を伴う知識、それら人間のもつ根源的な力を引き出す「人文学」を今一度見つめなおし、再提案していきます。
 
2026年4月に開設する人文学部では、「言葉」「視点」「体験」を重視したカリキュラムと、「歴史」「文学」「社会」「国際文化」「国際日本学」の5つのコースで、変化の激しいこれからの時代を生き抜く底力をもち、社会に羽ばたく人を育てます。

※京都精華大学は1989年に人文学部を開設。2021年には国際文化学部に学部名を変更しましたが、本学の教育理念に立ち戻り、再度「人文学部」に学部名を変更することとしました。

京都精華大学人文学部(仮称・構想中)

人文学科 定員138名 ※コース単位で募集
歴史コース・・・「歴史の現場」京都に根ざし人間のあり様をリアルに学ぶ
● 文学コース・・・上代から近代まで、言葉がつむぐ「創造の世界」を探究する
● 社会コース・・・自分が生きる「いま」を読み解き社会の課題を見つける
 
国際教養学科 定員45名 ※コース単位で募集
● 国際文化コース・・・多様な文化・世界を体験しグローバルな視点を育てる
● 国際日本学コース・・・伝統文化からマンガ・アニメまで、日本文化を通じて世界とつながる

※記載内容は構想中のものであり、変更となる可能性があります。

学部共通の3つの学び(すべて必修科目)

人文学部では、変化の激しい時代を乗り超える力をつけるために「言葉の力」「自由な視点」「リアルな体験」という3つの学びを用意しています。

言葉の力

「言葉の力」と「幅広い教養」を身につけ変化に対応できるベースをつくる
どんなにテクノロジーが進化しても、必要になるのは人間の「言葉の力」。人文学部では、読む・書く・聞く・話す、言語コミュニケーションの基本と、思考のベースとなる教養を身につけることで、「言葉の力」を高めます。

【科目名】ことば実習(1年次必修)ほか
 

自由な視点

ひとつのテーマをさまざまな角度からアプローチする独自の必修科目
1年次の必修科目「人文学原論」「人文学概論」では、「共同体」「他者」「所有」などといった人文学として考えるべきテーマについて、講義と議論をくりかえしながら学びます。歴史、文学、社会、グローバル、文化という多様な角度から物事を考える力を身につけ、自由な視点を手に入れます。

【科目名】人文学原論、人文学概論ほか
 

リアルな体験

全員が半年間留学する長期フィールドワーク
2年次に半年間、大学以外の場所で調査・研究する「長期フィールドワーク」。日本・海外の12の国や地域から興味のある土地を選んで、自分の決めたテーマを追究することができます。調査テーマを決め、現地で調べ、集めたデータから分析して自分の意見を発表する経験は、どんな将来に進んでも必ず生きる力となります。
 
【国内・海外から選べる12の研究・調査拠点】
国内:京都・関東・北海道・沖縄
海外:アメリカ・カナダ・ニュージーランド・フィリピン・スペイン・フランス・台湾・韓国

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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