入学前教育について
本学では、合格された皆さんに、アドミッション・ポリシーに掲げた三つの領域に関する学習を継続していただくため、入学前教育を実施しています。
入学前教育では、入学後に受講される初年次教育と合わせて、専攻での専門的な学びを支える力、社会で生きていく土台となる力である「3つの基礎力」に気づいてもらうことを目的とします。入学後に必要な専門的な知識や技術の習得を目的とするものではありません。
「3つの基礎力」とは
1. 教養力
人は、未知なるものに対する好奇心から対象を観察し、調べ、考えていく中でさまざまな知識と出会い、文化を生みだしてきました。この知識や文化を吸収し、自らを高め、深めることで得られるのが教養であり、これを支えとして豊かに生きる力が教養力です。
2. 表現力
人は、感じたこと、考えたことを言語あるいは言語以外のさまざまな方法で表現をしてきました。しかし、「表現する」ということは難しいものです。その難しさを体験する中で人に伝えることの壁を乗り越える方法を考えていくのが表現力です。
3. 協働力
人が、社会で生きていく中で、1人で解決できない問題はどんどん増えていきます。自らが獲得した知識などの教養を、表現を通して人と分かち合い、共通した課題、直面する問題に取り組んでいくために必要な力が協働力です。