姜 竣 KANG Jun

- 専門分野
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表象文化論 / 民俗学 / 文化人類学
- 所属
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- マンガ学部 マンガ学科 カートゥーンコース
- マンガ学部 キャラクターデザイン学科 キャラクターデザインコース

経歴・業績
東京外国語大学外国語学部卒業。筑波大学大学院歴史・人類学研究科修了。文学博士(大阪大学)。専門は民俗学、文化人類学、表象文化論。長年日本の紙芝居とマンガ史の調査研究に従事し、メディア論、ポップカルチャーの消費、韓流サブカルチャーについて研究。その後、「ストリート人類学」プロジェクトに参加し、徳島県の人形伝統である阿波木偶箱まわしによる門付けの調査研究を通して、漂泊民と定住社会、歓待と敵対(差別)という古くて新しいテーマに取り組む。そこで、漂泊民の遊動性を締め出すことで人間が無能化し、無駄や余白が失われて生が窮屈になっていく現代社会の、いじわるデザインや排除アートについて考察している。一方で、最近は、2024年12月に韓国で起きた非常戒厳令発布と大統領弾劾を機に、「韓国の大統領はなぜ、悲惨な末路を迎えるのか」という問題を掲げ、現代韓国の政治と社会と人間をテーマとする「韓国と政治的な人間」の研究を進めている。単著に『紙芝居と〈不気味なもの〉たちの近代』(2007年)、『マンガ学部式メディア文化論講義』(24年)、共著に『マンガの昭和史』(08年)、『韓流サブカルチュアと女性』(06年)、『ストリート人類学』(18年)、『近代日本宗教史第5巻 敗戦から高度成長へ』(21年)、論文に「『鬼太郎』物語の誕生と成長」(1999年)、「文学の根拠から越境する文学へ」(『ユリイカ』2019年2月号・特集:吉本ばなな)、「スティグマのシンボルからアイデンティティのイコンへ-「マレビトの地理」が導く歓待の問い-」(19年)など。
メッセージ
紙芝居は絵と声、マンガは絵と文字からなり、テレビは映画、映画(活動写真)は写真からきているように、われわれの表現と思考は、さまざまなメディアのヨコとタテのつながりから成り立っている。そうしたつながり(連係と矛盾)をひも解いていくと、われわれの表現がよって立つところを見出すことができる。表現すると同時に、表現について語ることの大切さを、学生たちとともに考えたい。そして、知的好奇心をそそり、勢いある授業をしたい。