是澤 範三 KORESAWA Norimitsu

専門分野

日本上代文学 / 日本語史

所属
  • 国際文化学部 人文学科 文学専攻
  • 大学院 人文学研究科

経歴・業績

大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。(台湾)長榮大学日本研究所助理教授、新田青雲中等教育学校教諭を経て、2009年度から本学に。日本古代の漢字運用を研究テーマとする。古事記学会奨励賞受賞(00年)。『國立臺灣大學典蔵 日本書紀 影印校勘本一 圓威本』(共編・台湾大学図書館刊 12年)。『新天理図書館善本叢書 第3巻 日本書紀 乾元本 二 神代下』訓点解説。「日本書紀古訓論」(『日本書紀の誕生—編纂と受容の歴史—』八木書店pp.379-399、18年)。

 

メッセージ

私は『日本書紀』を中心に、奈良時代の日本語の漢字運用の研究をしています。日本書紀は、漢文(中国古典文)で書かれていますが、中国人が書いた部分と日本人が書いた部分に分かれるという説があり、それぞれの文章を比較することによって、当時の漢字運用の日本的要素を見つけることを楽しんでいます。そのために、奈良時代の書記用漢字を体系づけることが目標です。これはほんの一例で、ことばを研究することで見えてくることはたくさんあります。まずはことばの不思議から考えてみませんか。

作品・著書・研究活動など