斎藤 光 SAITOH Hikaru

京都大学理学部・北海道大学大学院・東京大学大学院卒。生物学史・性科学誌・近現代文化誌などを研究。著書に『幻想の性　衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の／と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。さらに、日本の生物学の歴史や科学政策もリサーチ中である。

まずは好奇心が重要と思う。好奇心はまた猟奇心でもある。猟奇の向かう先は、記号、文章、図像、書物、そして、都市などの雑然として陰翳する静寂と活動ではないか。などと考えている。好奇心と猟奇心を広げて、世界と歴史の中の位置を考えてほしい。その上で、社会とのかねあいで、表現に向かってほしい。