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在学生が展覧会をキュレーション。企画展「かくれんぼの森 三木梨々花×Liisa」が、本学キャンパスのギャラリーTerra-Sで開催

 
大学院芸術研究科生 三木梨々花さんとストーリーマンガコース卒業生 Liisaさんによる企画展「かくれんぼの森 三木梨々花×Liisa」が、本学キャンパスのギャラリーTerra-Sで開催されます。
 
この展覧会は、現代美術のキュレーションを学ぶ芸術学部の授業「表現研究3、4」「現代アートプロジェクト演習4」を履修している在学生が企画・運営するもので、芸術学部共通教員の吉岡恵美子が監修しています。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。


展覧会ステートメント

本展では、ともに2023年に京都精華大学を卒業した2名の新進気鋭の作家、三木梨々花とLiisaの作品を紹介する。前者は洋画、後者はマンガと学んだ分野は異なるが、どちらもモチーフに子どもが登場し、言葉を介さない物語性が作品の魅力であることが共通する。
「もういいよ」を合図に始まるかくれんぼ。森の中を一人で分け入って探すときの鬼の子どもの心細さや、近づいたようで見つからない不安。他の子たちの気配を遠くに感じながら、しばし一人だけで隠れる子どものドキドキ感。「みいつけた!」は、隠れている側からすれば「見つかってしまった」でもあり「見つけてもらえた」という安心感でもある。悔しいけど嬉しい。誰もが経験したかくれんぼに凝縮される人間模様や表裏一体に絡み合う様々な感情は、人と人との繋がりにおける永遠のテーマのように感じられる。
子どもの純粋さと残酷さといった矛盾を孕む本質に向き合い作品を作ってきた三木梨々花は、作品の表と裏で異なるイメージで子どもを描き、その精神や個性を多面的に表現する。会期中は作品の配置を毎日変え、物語を進展していく。Liisaは子どもが登場する風景を描くが、日常と非日常、懐かしさと違和感がクロスし、鑑賞者に記憶と空想を行き来させる。さらにマスキングテープによる線が空間を支持体として広がり、現実の世界に物語が侵食していく。
空間に広がるインスタレーションを通じて、鑑賞者には作品世界と自身の幼少期を重ねて体感してもらいたい。未完成だった「私」や「あの子」を思い起こし、大人になっても私たちが持っている「子どもの心」を見つめる機会になればと願う。

  • 日程

    2025年1月10日(金)〜1月18日(土)
    休場日 1月12日(日)、13日(月祝)

  • 時間

    11:00〜18:00

  • 会場

    〒600-8411 京都市左京区岩倉木野町137 京都精華大学 明窓館3階
  • 出演・出展者

    出品作家:
    三木梨々花(大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻 洋画領域 2年/芸術学部洋画専攻 卒業)
    Liisa(マンガ学部ストーリーマンガコース 卒業)

    主催:京都精華大学現代アートプロジェクト実行委員会
    企画:「表現研究3、4」「現代アートプロジェクト演習4」受講生
    監修者:吉岡恵美子(芸術学部共通 教員/教学担当副学長)

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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