国際文化学部
学部長
氏名:稲賀 繁美
専門分野:比較文学比較文化、文化交渉史、フランス語・英語運用
メッセージ
メッセージ
グローバル人材の育成を目標に掲げる新学部の発足にあたり、微力ながら貢献できればと思います。伝統ある人文学部の今までの蓄積を、あらたな課題に向けて結集し、従来の日本の大学教育の限界を超え、これからの地球社会を支えてゆく人若者を育てることは、大切な使命です。大学は、事前に決められたことを受け身で吸収する場ではありません。世界各地から集った学生が自らの可能性を開発し、ともに進む仲間を見つけ、異なった価値観を束ね、適材適所にも目を配り、いまからの社会を自分たちの力で築いてゆく場が、大学です。常識に囚われない発想を大切に、そして社会人としての責任を自覚し、周囲に心くばりできる「大人」の余裕を期待します。
氏名:清水 貴夫
専門分野:文化人類学、アフリカ地域研究
メッセージ
大学へは大いなる野望と夢をもってきてください。しかし、野望や夢と言っても、「〇〇になりたい(という職業に就きたい)」(To be)というのは、あまり面白くありません。肩書や職業は一つの結果にすぎませんから。それよりも「〇〇をやりたい」「〇〇な世の中にしたい」(To do)といった、より具体的な夢や野望をたくさん持ってきてください。大学とは、こうした夢や野望をより良い形に磨き、実現していくところです。
氏名:阿毛 香絵
専門分野:文化人類学 、アフリカ地域研究、現代社会とイスラーム
メッセージ
アフリカは日本と遠く、文化も習慣も全く違った世界、と思われるかもしれません。しかし近年の国際化で日本に住むアフリカ人やその他の外国人も増え、直接交流する機会が増しただけでなく、自ら海外に出て活躍する日本人も増えています。文化人類学の楽しさは、自らと「異なる」文化について理解することで、新たな視点を通して世界を見られることです。「あいてを理解しようとすること」これを実践していくことで、遠く離れたアフリカと日本の文化との間に、意外に多くの共通点があることを知ることができます。そしてそれは「自分自身について理解すること」にもつながります。相手の視点に立って見ることで、私たちの暮らす日本社会の中にも、今まで気づかなかったり知らなかった文化や習慣、生活があるということを知るきっかけにもなるのです。大学生活の様々な経験を通し、日本とそれを取り巻く世界を様々な角度から見られる視点を見につけ、これからの生き方を豊かにしていってください。
アフリカは日本と遠く、文化も習慣も全く違った世界、と思われるかもしれません。しかし近年の国際化で日本に住むアフリカ人やその他の外国人も増え、直接交流する機会が増しただけでなく、自ら海外に出て活躍する日本人も増えています。文化人類学の楽しさは、自らと「異なる」文化について理解することで、新たな視点を通して世界を見られることです。「あいてを理解しようとすること」これを実践していくことで、遠く離れたアフリカと日本の文化との間に、意外に多くの共通点があることを知ることができます。そしてそれは「自分自身について理解すること」にもつながります。相手の視点に立って見ることで、私たちの暮らす日本社会の中にも、今まで気づかなかったり知らなかった文化や習慣、生活があるということを知るきっかけにもなるのです。大学生活の様々な経験を通し、日本とそれを取り巻く世界を様々な角度から見られる視点を見につけ、これからの生き方を豊かにしていってください。
氏名:水田 拓郎
専門分野:ターンテーブリズム、即興・実験・電子音楽、メディア・アート
メッセージ
僕の様々な活動の原点には「聴く」という行為があります。それは音楽にとどまらず、様々なことを理解する手段であると同時に自己表現や芸術作品にもなりえます。また他者への寛容性や交流を深めるために非常に有用なスキルだと思っています。音楽や音だけでなく時間や空間、文化や政治を聴くということがどういうことなのかをみなさんと一緒に考え、そして実際に体験できたらいいなと思います。
僕の様々な活動の原点には「聴く」という行為があります。それは音楽にとどまらず、様々なことを理解する手段であると同時に自己表現や芸術作品にもなりえます。また他者への寛容性や交流を深めるために非常に有用なスキルだと思っています。音楽や音だけでなく時間や空間、文化や政治を聴くということがどういうことなのかをみなさんと一緒に考え、そして実際に体験できたらいいなと思います。
氏名:藤枝 絢子
専門分野:人間環境設計論、地域研究
メッセージ
世界に目を向けると、さまざまな気候風土があり、長い歴史のなかで、人々はそれぞれの環境に適した地域固有の住居をかたちづくってきました。そこには、自然環境、生業、慣習、信仰、家族形態などの暮らしのさまざまな要素との関連が浮かび上がってきます。時代遅れと捉えられがちなもののなかに、創造性や可能性を見つけることもできます。住居は誰にとっても身近で親しみのある、そして不可欠なものです。多様な世界の住居と暮らしから、私たちの将来をどのように描いていけるのか一緒に考えてみませんか。
世界に目を向けると、さまざまな気候風土があり、長い歴史のなかで、人々はそれぞれの環境に適した地域固有の住居をかたちづくってきました。そこには、自然環境、生業、慣習、信仰、家族形態などの暮らしのさまざまな要素との関連が浮かび上がってきます。時代遅れと捉えられがちなもののなかに、創造性や可能性を見つけることもできます。住居は誰にとっても身近で親しみのある、そして不可欠なものです。多様な世界の住居と暮らしから、私たちの将来をどのように描いていけるのか一緒に考えてみませんか。
氏名:緒方しらべ
専門分野:文化人類学、アフリカ地域研究
メッセージ
はじめまして。私の長い長い旅が始まったのは、18歳の夏でした。イギリスで生活しながら大学の授業を受け、ナイジェリアでフィールドワークを行い、「アフリカ美術」というものを知りました。ところが、フィールドワークを続けていくうちに、それまで欧米でとらえられてきた「アフリカ美術」とは違うものが見えるようになりました。それは、ともに暮らしたナイジェリアの人たちが見せてくれたものであり、私自身が変わっていくことで見えたものでした。大学で学ぶ面白さの一つは、当たりまえだと考えられてきたことを問い直し、それが当たりまえではないと気づかされることです。みなさんと一緒に、旅のスタートを切ることを楽しみにしています。
はじめまして。私の長い長い旅が始まったのは、18歳の夏でした。イギリスで生活しながら大学の授業を受け、ナイジェリアでフィールドワークを行い、「アフリカ美術」というものを知りました。ところが、フィールドワークを続けていくうちに、それまで欧米でとらえられてきた「アフリカ美術」とは違うものが見えるようになりました。それは、ともに暮らしたナイジェリアの人たちが見せてくれたものであり、私自身が変わっていくことで見えたものでした。大学で学ぶ面白さの一つは、当たりまえだと考えられてきたことを問い直し、それが当たりまえではないと気づかされることです。みなさんと一緒に、旅のスタートを切ることを楽しみにしています。
氏名:中尾 沙季子
専門分野:西アフリカ現代史、広域フランス語圏地域文化研究
メッセージ
グローバルヒストリーは、特定の地域社会における過去の事象を、世界全体の動きと照らし合わせながら理解しようとする方法です。グローバルスタディーズ学科に興味を持ったみなさんは、遠い国や地域のことをもっと知りたい、世界で活躍したい、と考えているかもしれません。でも、自分が慣れ親しんだ国や地域と〈外〉の世界とを切り離してとらえていませんか。世界を知るためには、自分も世界の一員であることを認識し、遠いと思っていた地域のことを身近なこととしてとらえることが大切です。世界のなかでそれぞれの地域社会がどのように関わってきたのかを学んで、現代社会を考える手がかりを探ってみましょう。
グローバルヒストリーは、特定の地域社会における過去の事象を、世界全体の動きと照らし合わせながら理解しようとする方法です。グローバルスタディーズ学科に興味を持ったみなさんは、遠い国や地域のことをもっと知りたい、世界で活躍したい、と考えているかもしれません。でも、自分が慣れ親しんだ国や地域と〈外〉の世界とを切り離してとらえていませんか。世界を知るためには、自分も世界の一員であることを認識し、遠いと思っていた地域のことを身近なこととしてとらえることが大切です。世界のなかでそれぞれの地域社会がどのように関わってきたのかを学んで、現代社会を考える手がかりを探ってみましょう。
氏名:ナンミャケーカイン
専門分野:開発経済学、国際労働移動研究
メッセージ
アルバイト先で外国の方と一緒に働いたことありませんか?
家の近所に外国の方が住んでいるということはありませんか?
これまでの小中高で外国の子供と同じクラスになったことはありませんか?
アルバイト先で一緒に働いていた外国の方は、留学生だったりするかもしれません。家の近所に住んでいる外国の方は、日本に働きに来ている実習生だったりするかもしれません。小中高で同じクラスだった外国の子供は、日本生まれ日本育ちの外国語が話せない外国籍の子供だったりするかもしれません。
いろいろな形で途上国から日本にやってきて、日本で暮らしている移民がたくさんいます。途上国や移民について学ぶことは今日の日本社会の一部を学ぶことでもあります。ぜひ一緒に途上国のこと、移民のことを考えましょう。前向きに「ベストを尽くす」努力さえすれば、その先には必ず自分らしい自分に出会えるはず。
氏名:ラリ・セシル
専門分野:美術史、写真・凧
専門分野:美術史、写真・凧
メッセージ
芸術は何でしょう?工芸とは何でしょう?この二つの違いは何でしょう?絵画はすべて芸術ですか?写真は芸術ですか?凧を芸術と呼べるでしょうか?…芸術と工芸は、それぞれの国の文化と言語によって定義された概念なので、実は、これらの質問に対する答えは一つではありません。現代のグローバル化社会における美術・芸術・アート・民藝・工芸・クラフトなどの役割を一緒に学びましょう。
芸術は何でしょう?工芸とは何でしょう?この二つの違いは何でしょう?絵画はすべて芸術ですか?写真は芸術ですか?凧を芸術と呼べるでしょうか?…芸術と工芸は、それぞれの国の文化と言語によって定義された概念なので、実は、これらの質問に対する答えは一つではありません。現代のグローバル化社会における美術・芸術・アート・民藝・工芸・クラフトなどの役割を一緒に学びましょう。
メディア表現学部
学部長
氏名:吉川 昌孝
専門分野:メディア論 、マーケティング
専門分野:メディア論 、マーケティング
メッセージ
IoTやAIで「あらゆるものがメディアになる」時代。メディアやコンテンツはもちろん、一人一人の生き方、企業の稼ぎ方、社会の在り方など、すべてのことが大きく変わります。様々な分野で「新しい価値を生み出す」ことが求められるようになるのです。
底抜けに楽しい最新のエンタテインメントづくりから、人口減少や分断・監視といった重たい社会課題の解決まで。テクノロジーとメディアの力で、社会にどんどん働きかけていきましょう。いつしかあなたには、明るくしぶとく生き続ける力が身についているはず。そんな学びをめざすのが、メディア表現学部です。
氏名:ucnv
専門分野:メディアアート
メッセージ
コンピュータを使っていろいろ試みることができる。将来なにが役立ちなにがムダになるかは、今はまだわからない。だから取捨選択なんてせず全部やったほうがいい。すべてを同時に実行してもよい。一貫性は気にしなくていい。同時に複数の場所に存在し、過去を振り返った状態で未来を見つめてほしい。
コンピュータを使っていろいろ試みることができる。将来なにが役立ちなにがムダになるかは、今はまだわからない。だから取捨選択なんてせず全部やったほうがいい。すべてを同時に実行してもよい。一貫性は気にしなくていい。同時に複数の場所に存在し、過去を振り返った状態で未来を見つめてほしい。
氏名:ファール ドゥドゥ
専門分野:コンピュータネットワークとセキュリティ
メッセージ
コンピュータネットワークとセキュリティは、間違いなく 21 世紀の研究の中で最も重要な分野です。実際、世界はますます接続されています。したがって、インターネットがどのように機能するかを理解し、人工知能やモノのインターネットなどの新興技術の恩恵を十分に享受できるように、安全で安全なサイバースペースにする方法を理解することが重要です。コンピュータネットワークとセキュリティを学ぶことを選択することで、高校の卒業生は、社会 5.0 の保護者となるユニークな機会を持つことになります。
氏名:松村 慎
専門分野:デジタルコンテンツ制作
メッセージ
私はプログラミングと外国語を学ぶことが好きです。それはどちらも言語(Language)であり、様々な物事や人々とつながることができ、自分の行動範囲を広げることができるからです。技術の進歩が急速で、社会の状況がめまぐるしく変わる今、他者とつながり、新しい価値を生み出していくことが重要になってきています。大学生活では今まで出会ったことのないモノや人と触れ合う機会が沢山訪れます。それらを積極的に取り入れ、今後の人生の糧となるものを見つけてほしいと思っています。
その他にも、多様なフィールドで活躍してきた専門家が就任予定です。
就任予定教員をゲストに招いたウェビナーを10月から連続開催いたします。
このたび9月より、就任予定の教員を招いて、各学部の連続ウェビナーを開催することとなりました。多様な専門性をもつ教員が、それぞれの研究の意義や新学部開設に向けた想い、これからの世界で何が求められていくのか、独自の視点で語ります。
国際文化学部ウェビナー:「ローカルとグローバルの現場と共生としての国際文化」
各回19:30-21:00
国内と海外でのフィールドワークを中心としたカリキュラムで、学生たちが自ら「問い」を見つけることで新しい国際文化と共生社会の形をめざす国際文化学部。開設を記念して学生たちのロールモデルになる多様なゲストを招き、9回にわたるウェビナーを実施します。医学、ジャーナリズム、宗教学、哲学、美学、アートなどそれぞれの分野でゲストたちがいかに「現場」と対話をし、独自の道を切り開いてきたのか、新学部の教員たちが話を聞きます。
日程 | タイトル | 登壇者 | 詳細 | 申込 |
---|---|---|---|---|
9月25日(金) | 共生社会と国際文化の未来 | 色平哲郎(医師、社会運動家)、ウサビ・サコ(京都精華大学学長) | 詳細 | 申込 |
10月9日(金) | アフリカでビジネスをする | 合田真(日本植物燃料株式会社)、中須俊治(アフリカドッグス)、森重裕子(株式会社ア・ダンセ)、清水貴夫(グローバルスタディーズ学科教員) | 詳細 | 申込 |
10月23日(金) | フィールドの可能性ー世界のリアルを求めて | 高野秀行(ノンフィクション作家)、清水貴夫(グローバルスタディーズ学科教員)、藤枝絢子(グローバルスタディーズ学科教員) | 詳細 | 申込 |
10月30日(金) | これからの人文学—次世代の若者たちへのメッセージ— | 内田樹(人文学部客員教授)、稲賀繁美(国際日本文化研究センター教授)、司会:ウスビ・サコ(京都精華大学学長) | 詳細 | 申込 |
11月6日(金) | あっち側から見た世界~パラレルワールドから未来を語る~ | 中田考(イスラーム学者、作家)、澤田昌人(グローバルスタディーズ学科教員)、阿毛香絵(グローバルスタディーズ学科教員) | 詳細 | 申込 |
11月13日(金) | 大学にはいろいろな「ひと」がやってくる-多様性を尊重すること、対等であること、自由であること- | 白瀧礼奈(京都大学医学部附属病院看護師)、ジェニファー・ティーター(京都精華大学ダイバーシティ推進センター長)、中西勝彦(京都精華大学非常勤講師・ベネッセコーポレーション講師)、山田創平(京都精華大学人文学部教授) | 詳細 | 申込 |
11月27日(金) | 世界へ!アフリカ・カルチャー最先端 | アウェヤ ・モハメド(Afrobytesマネージングディレクター)、セルジュ・ノクゥエ(映画プロデューサー)、阿毛香絵(グローバルスタディーズ学科教員) | 詳細 | 申込 |
12月4日(金) | 京都をフィールドとしてなにができるの? | 西野厚志(人文学科文学専攻)、吉元加奈美(人文学科歴史専攻)、服部静枝(人文学科社会専攻)、米原有二(人文学科日本文化専攻) | 詳細 | 申込 |
12月11日(金) | アートの世界でグローバルに活動する | 高橋瑞木(香港CHATディレクター)、水田拓郎(グローバルスタディーズ学科教員) | 詳細 | 申込 |
メディア表現学部ウェビナー「テクノロジーで社会課題を解決するメディア表現」
各回12:00~13:00
メディア表現学部は、テクノロジーを社会課題解決のための手段のひとつと捉え、社会につながり未来を構想する、ボーダーレスな技術と知識の実践場として構想されました。 新学部長就任予定者の吉川昌孝氏がホストとなり、「文系・理系・芸術系」という大学の既存の枠を越えた、新しい発想とその実行をめざす、新学部の理念や、「2050 年からのまなざし」で世界を捉える構想力について、ゲストのメディア表現学部就任予定教員とともに語ります。開催は"毎月第3金曜のランチタイム"。ラジオを聴く感覚で気軽にご参加ください。
日程 | タイトル | 登壇者 | 詳細 | 申込 |
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10月16日(金) | コロナシフトで生まれるライブエンタメ未来形 | 黒田貴泰(メディア表現学部客員教員/stu.Inc CEO)×吉川昌孝(メディア表現学部長) | 詳細 | 申込 |
11月20日(金) | MIT Spatial Sound Labが拓くCreativity | Ian Condry(メディア表現学部客員教員/MIT教授)×吉川昌孝(メディア表現学部長) | 詳細 | 申込 |
12月18日(金) | Internet of SensesとxR | Michael Bjorn(メディア表現学部客員教員/Ericsson ConsumerLab Head of Research)×吉川昌孝(メディア表現学部長) | 詳細 | 申込 |
1月15日(金) | プログラミングで高まる実装力と構想力 | 松村慎(メディア情報専攻教員)×吉川昌孝(メディア表現学部長) | 詳細 | 申込 |
2月19日(金) | メディア表現を生み出す“場のデザイン” | 安田昌弘(音楽表現専攻教員)教授×吉川昌孝(メディア表現学部長) | 詳細 | 申込 |
3月19日(金) | 後日公開 | 後日公開 | 詳細 | 後日公開 |
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