[在学生の方へ]新型コロナウイルス感染者発生に伴う本学の対応について

新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなか、大学の対応への不安や対面授業の中止を求める声も大学に寄せられています。
そのような意見や要望の報告を受け、ウスビ・サコ学長から在学生のみなさんに改めて方針を説明します。

学長メッセージ

新型コロナウイルス感染者発生に伴う本学の対応について

みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
学長(危機対策本部長)のサコです。
 
新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなか、学生のみなさんは、感染者の発生や対面授業の開講について、不安を感じていることと思います。また、みなさんのなかから、感染者の発生に伴う大学の対応への不安や対面授業の中止を求める声も大学に寄せられています。そのような意見や要望の報告を受け、今回あらためて大学の対応、対面授業の開講についてご説明します。

2021年5月6日に発表したとおり、本学では4月22日(木)に在学生1名の感染を確認いたしました。発表までしばらくかかったことに対して、不安の声が届いています。
大学で感染者発生を受けた際は、保健所の指示に従い、感染経路や濃厚接触者の特定などを行います。
先日の感染者発生の際は、報告を受けた日に感染者本人から行動履歴を聞き取り、消毒措置を行うとともに、密に会話した学内関係者には2週間の自宅待機(体調の経過観察)を指示しました。その後、学内関係者に体調の異常はありませんでした。
また感染者が所属している学科において、教員から他の学生のみなさんに説明と指示を行いました。これらは保健所との確認、調整を踏まえて行った対応です。その過程で今回の件は学内の2次感染の可能性はないと考え授業の継続を指示しました。
このように大学は保健所の判断も含めて最低限の情報や内容を把握した上でみなさんに公表しますので、感染日から公表までに時間を要することがあります。また、事案に応じて状況を判断し、保健所と確認をとりながら大学の対応を行っています。
 
対面形式で授業を行うことについても、様々なご意見があると思います。
本学では、文部科学省、また京都府・京都市からの方針と要請をふまえたうえで、可能な限り学びの機会や教育の質を保障していきたいと考えています。そのため、一律で遠隔授業に切り替えるのではなく、隔週出校など形態を工夫しながら、感染症対策に最大限努めて、これからもみなさんの教育の質を保証し、学修を支援していく所存です。
  
京都精華大学では、これまで新型コロナウイルス感染症拡大が発表されてから政府や文部科学省、京都府・京都市の方針にもとづいて大学の方針と具体的なガイドラインを定め、様々な対策、対応をとり、みなさんの学業とその質を保証するために取り組んできましたが、今後も事案の状況によっては、学生のみなさんに検査を受けてもらったり、クラス単位での自宅待機などのさまざまな対応をお願いすることが考えられます。
この状況下ではもちろんガイドラインが全てではありません。危機対策本部では感染者が発生した場合の状況をできるだけ早く把握し、保健所と連携する中でケースごとに最適な対応をしていくと同時に、対象者及び学内接触者(濃厚かどうかが判定される前)への迅速な対応に務めています。みなさんはどうかご安心ください。
 
大学は引き続きみなさんの学修の継続について精一杯サポートしていきます。みなさんも一人一人が感染予防、感染症拡大防止の自覚を持って日々の学生生活を過ごしてください。どうぞご理解とご協力をお願いします。
 
危機対策本部
京都精華大学・学長 ウスビ・サコ

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