受賞・出版等

デジタルクリエイションコース在学生が授業で制作したボードゲームが「ゲームマーケット2022」で販売

デザイン学部デジタルクリエイションコース2年生の授業で企画制作した4点のボードゲームが、2022年4月23日(土) 、24日(日)に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のアナログゲームイベント「ゲームマーケット2022春」で販売されます。

デザイン学部デジタルクリエイションコースでは、2年次から3年次にかけて、ゲームの企画・制作に取り組むプロジェクト型の授業を設けています。ゲーム制作に携わってきた教員から、企画、デザイン、プログラミング、マネジメントなど、制作から完成、発表までの流れを全て学び実践。将来ゲーム制作に携わりたいと希望する学生も多いデジタルクリエイションコースの人気授業の一つです。
 
2年次ではアナログゲームの制作を通じて、ゲーム制作の考え方や基本を学び、3年次はVRやARゲーム等デジタルゲームの企画、デザイン、プログラム、マネジメントを、より専門的に学んでいきます。
2020年度、2021年度の2年生の授業では、ボードゲームを制作。そのなかで選出された4作品が、このたびアナログゲームの販売イベント『ゲームマーケット2022』に出展されることになりました。

今回販売される4点は「初対面同士のアイスブレイクに向いているゲーム」や「嘘か本当か相手の真相を見抜くゲーム」など、いずれも他者の新たな一面を知り、コミュニケーションを生み出すゲームです。たくさんの人に楽しんでいただけるよう学生たちが趣向を凝らした4点のゲームをぜひご覧ください。

ゲーム紹介

「Faker」

質問と回答を繰り返し、嘘か本当か相手の発言の真相を見抜いていく心理ゲームです。プレイヤーは「嘘しか言えない”Lair”」「本当のことしか言えない"Honest"」「嘘も本当のことも言える”Faker”」の話し手3役と、質問する聞き手に分かれ、誰が嘘を言っているのか、言葉や表情を見ながら探ります。スリルのある会話を通じて推理を楽しめるゲームです。
Twitter @Faker105500831

「リズム食堂」

「パリポリ」「しゃくしゃく」など、食べる音をイメージさせるオノマトペが書かれたカードを、リズムにのって読み上げていくゲームです。上手く読めたら手札のオノマトペカードが減っていき、最も早く手札がなくなった人が勝者となります。「濁点をつける」「さかさまに読む」など相手を攻撃するカードも。
Twitter @rizumushokudo

「ぷぱぱぺ!! ふしぎせいぶつ」

絵が苦手な人ほど楽しめる、制限付きお絵かき伝言ゲームです。出題者は「とくちょうカード」を組み合わせてふしぎな生物を描き、ジェスチャーと制限された言葉で解答者に説明します。それをもとに解答者は出題者の絵を当てるゲームです。絵の技術は必要なく、予想外の生き物の絵が生まれて盛り上がることも。
Twitter @pupapape_4

「好きそうなやつをあてるだけのやつ」

3~6人で遊ぶ、好きなものを当てあうカードゲーム。一人ずつに配布される、食べ物や動物などの絵が描かれた「ものことカード」から、他のプレイヤーが好きそうなものを選び、好きかどうかを質問します。当てられたプレイヤーがそのお題を好きなら+1ポイント、嫌いだったら-1ポイントと点数がつけられます。最終的に最も点数が高い人から順位がつきます。初対面の人とのアイスブレイクはもちろん、身近な人の意外な好みを知る機会になるかもしれません。
Twitter @sukiateyatu

デザイン学部デジタルクリエイションコース

デジタルクリエイションコースの授業では、人が共感する物語、アクションを起こしたくなる仕掛け、人を巻き込む企画などについて徹底的に研究。そのうえで、「ゲーム」「ムービー」「デジタルアート」などの表現を使ってアイデアを社会に発信する方法や、イベントとして具現化する方法を学びます。このほか、マーケティングやマネジメントなど、ビジネスに関する知識も修得。説得力のある表現で、着実にメッセージを伝える力を身につけます。
 

指導教員

大溝 範子(デザイン学部デジタルクリエイションコース教員)

京都精華大学美術学部デザイン学科卒業。アーケードゲーム「ガンブレードNY」「トップスケーター」、家庭用ゲーム「ブリンクス」「ブルードラゴン」「ラストストーリー」などの制作に携わる。ゲームキャラクターのディレクション及びゲーム開発全般、プロジェクトマネージング、人事採用まで幅広く担当。現在、スマートフォンのゲームアプリのアートディレクション等で活動中。

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京都精華大学 広報グループ

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