メディア表現学部メディア情報専攻2年生の授業「基礎実習」では、オムロンヘルスケア株式会社との産学連携、新規WEBビジネス構想が行われています。
本授業は企業や社会と連携しながら、調査・企画立案を行うPBL型授業です。2021年4月から、メディア情報専攻の2年生63名が取り組んできました。
7月25日の企画発表会では、オムロンヘルスケア代表取締役社長の荻野様をはじめ、製品・サービス開発担当社員の方々をお迎えし、学生が企画したデジタル技術を用いたヘルスケアサービスの企画提案を行いました。今回の発表は、オムロンさんからオリエンテーションを受け、学生自らがヘルスケアサービスの課題を検討した上で、課題解決のサービスを提案しました。
学生たちの多くが考えたのは「ヘルスケア商品と日常的に接点のない若者をターゲットにできる」製品やサービスです。例えば、肩こりや睡眠リズム不調の解消、筋トレやダイエットの継続を目的としたサービス、スマホを使う若者に多い姿勢の悪さを改善するといった、独自性ある企画の発表が続きました。
新商品やサービスの企画について企業の方からは、「着眼点が新しい」「発想が自由で良い」といった評価をいただく一方、「ユーザーの声をもっと調査して活かしてほしい」「過去の類似商品について調査してほしい」等のアドバイスもありました。
7組すべての発表の後、オムロンヘルスケアの荻野社長からは、「みなさんのプレゼンテーションを聞いて、“健康”という言葉の定義についても、家族観についても、変化し続けていけることを改めて感じ、凝り固まっていたなと気づいた点がありました。“あったらいいな”と思うような企画提案が多くありましたが、“あったらいい”から “これは欲しい”になる、その違いについて、議論を続けてもらえたら嬉しいです。学生の皆さんには、これからも自由な発想を持ち続けてくれることを期待します」というお話をいただきました。
翌日26日には、起業支援を専門とする株式会社ツクリエの鈴木英樹社長と、株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 関西メディアビジネス局 メディア営業推進グループ長の森貴輝さんをお迎えし、新しいWEBサービスやアプリサービスの企画発表会が行われました。
美術系大学生と企業を繋ぐポートフォリオ重視の就職マッチングサイトや、退屈な時間に新しいアイデアを生み出せるSNS、毎日の私服コーディネートを充実させるサービスなど、学生ならではの視点で生み出された7つのサービスの発表が行われました。
講評者からは、収益化や他社の事例、実現に関する具体的な質問とともに、「自分自身も使ってみたい」「このサービスは細かいところを決定したら実現できそう」などの、前向きなコメントもいただきました。
企業の方から直接講評をしていただき、アドバイスを聞けたことが、学生たちの今後の企画・開発力の向上につながることを期待します。連携企業様、ゲストの皆様、ありがとうございました。
株式会社ツクリエ様のWebサイトでもご紹介いただきました。
メディア表現学部について
メディア表現学部は2021年春に新設されました。プログラミングをベースに、映像や音楽のコンテンツ制作を第一線のプロから学びます。社会と関わるプログラムが充実していることを特徴に、1年生に193名、2年生に182名の学生が在籍しています。
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