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メディア表現学部 在学生らが、「Maker Faire Kyoto 2023」にて作品展示とプレゼンテーションを行いました


メディア表現学部3年生の学生有志が、4月29日、30日に「けいはんなオープンイノベーションセンター」(京都府精華町)で開催された「Maker Faire Kyoto 2023」にて、作品展示とプレゼンテーションを行いました。
「Maker Faire」は、アメリカで2005年に創刊されたテクノロジー系DIY工作専門雑誌を中心とし、自分たちで新たな発想でものづくりをするコミュニティから発展した「Maker」のお祭りであり作品展示会です。あらゆる年代のテクノロジー愛好家やエンジニア、アーティスト、学生など、さまざまな作り手が出展。作品を展示するだけではなく、その背景にあるテクノロジーや作品を作るプロセスなどを作者と来場者、作者同士が話し合い共有することを目的に実施されています。
(作品展示ブース。来場者や出展者との交流がありました。)
学生らが出品したのは、2022年度 第4クオーターの授業「ビジネスプラン構想」で、ソニーセミコンダクターソリューションズ株式会社の協力の元に制作した、IoT用ボードコンピュータSPRESENSE™を利用した作品です。授業終了後、学生らはそれぞれプロトタイプを作り直し、展示作品として仕上げました。
この作品は、音の周波数を感知し、LEDライトの色をプログラムすることで歌や楽曲に反応して照明が光る仕組みになっています。女性や子どもに大人気だったのは、“推し活”をするための「光るうちわ」。歌うとライトが目まぐるしく変わるミラーボール型の装置は、体験を希望する子どもたちがひっきりなしに訪れました。音の周波数と強弱を同時に感知して光を変える装置や、マスクとライティングが一体化した装置には、エンジニアやデザイナーの来場者からプログラムや工作技術についての質問が飛び交いました。
(光るうちわ(左)と、ミラーボール型の装置(中)の体験をしている様子(右))
今回の出展は、2021年に新学部として開設されたメディア表現学部1期生にとって、初めての大きな学外展示会への参加となりました。幅広い方々との交流や、自分たちの作品で喜んでもらえた体験を通して、「次は子どもが自分で持って体験できる作品を作りたい」「技術的な質問にもっと上手く応えたい」など、学生たちには新たなモチベーションが生まれました。
 
メディア表現学部は、学内での学びの習得や学外への発表など、これからもチャレンジを続けていきます。
(学生らが登壇したプレゼンテーション(左)と、展示会の様子(右))

メディア表現学部

急速な社会環境の変化とともに、さまざまな規模の社会課題が生まれています。メディア表現学部では、テクノロジーを社会課題解決のための手段のひとつと捉え、「文系」「理系」「芸術系」という既存の枠を超えた新しい発想とその実行をめざします。「どんな人でも暮らしやすく、ポジティブでわくわくする」社会を実現するため、メディアとコンテンツに関する幅広い知識とビジネス感覚、基礎技術を身につけた、新しい価値を創造する人を育成します。

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