京都精華大学では、1968年から行っている公開トークイベント「アセンブリーアワー講演会」を2023年度後期も開講します。あらゆるジャンルから一流のゲストを迎え、時代をつくる「生の声」にふれるイベントです。
この度、2023年度後期の講演会にお招きする3名のゲストと、本学教員1名が決定しましたのでお知らせいたします。京都精華大学アセンブリーアワー講演会に、マンガ家、現代美術家として、時代に残る活動や、世界に感動を与える表現を生み出してこられた方々に、講演をしていただきます。
この度、2023年度後期の講演会にお招きする3名のゲストと、本学教員1名が決定しましたのでお知らせいたします。京都精華大学アセンブリーアワー講演会に、マンガ家、現代美術家として、時代に残る活動や、世界に感動を与える表現を生み出してこられた方々に、講演をしていただきます。
「京都精華大学アセンブリーアワー講演会」は、在学生や教職員はもちろん、一般の方にも広く公開する無料の公開講座です。多くの方のご参加をお待ちしています。
アセンブリーアワー講演会 2023年度後期
● 【京都精華大学創立55周年記念・マンガ教育50周年 】
日 時:10月26日(木) 16:20~17:50
出演者:こうの史代(マンガ家)、しりあがり寿(マンガ家)、吉村和真(本学マンガ学部教員)
「“マンガと芸術って、どうよ” ~「自由の学び舎」で考える~
鼎談:こうの史代×しりあがり寿×吉村和真」
日 時:10月26日(木) 16:20~17:50
出演者:こうの史代(マンガ家)、しりあがり寿(マンガ家)、吉村和真(本学マンガ学部教員)
● 【京都精華大学創立55周年記念】「1000の夢を描く」
日 時:11月18日(土) 14:00~15:30
出演者:塩田千春(現代美術家)
日 時:11月18日(土) 14:00~15:30
出演者:塩田千春(現代美術家)
対面もしくはオンラインで開講(要予約・無料)
出演者詳細
10月26日(木) 16:20~17:50「“マンガと芸術って、どうよ” ~「自由の学び舎」で考える~ 鼎談:こうの史代×しりあがり寿×吉村和真」
こうの史代(マンガ家)
1968年広島市生まれ。1995年「街角花だより」でデビュー。2004年発表の『夕凪の街 桜の国』でメディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。07~09年発表の『この世界の片隅に』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。12~13年発表の『ぼおるぺん古事記』(1~3巻)で古事記出版大賞稗田阿礼賞を受賞。他の著作に、『ぴっびら帳(ノート)』、『さんさん録』、『平凡倶楽部』『日の鳥』『ギガタウン』など多数。
しりあがり寿(マンガ家)
1958年静岡市生まれ。1985年『エレキな春』でマンガ単行本デビュー。独自の作風で注目される。幅広いジャンルの著作多数。2011年『あの日からのマンガ』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。近年は美術の領域にも制作の幅を広げ、2018年「ちょっと可笑しなほぼ三十六景しりあがり寿北斎と戯れる」展、(すみだ北斎美術館/2022年に小学館より作品集を出版)、2020年「古典×現代2020時空を超える日本のアート」(国立新美術館)などの展覧会にも出展している。
吉村和真(本学マンガ学部共通教育 教員)
立命館大学大学院博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て現職。専門は思想史・マンガ研究。主な著作に『「はだしのゲン」がいた風景—マンガ・戦争・記憶』(2006年)、『差別と向き合うマンガたち』(07年)、『マンガの教科書—マンガの歴史がわかる60話』(08年)、『障害のある人たちに向けたLLマンガへの招待—はたして「マンガはわかりやすい」のか』(18年)、『ブックガイドシリーズ 基本の30冊 マンガ・スタディーズ』(20年)、『マンガノミカタ—創作者と研究者による新たなアプローチ』(21年)など多数。2001年の日本マンガ学会設立、2006年の京都国際マンガミュージアム開館を担当するなど、マンガ研究のための環境整備に取り組む。近年は、高知県、横手市、北栄町、熊本県といった自治体のアドバイザーや各種委員、鳥取県、淡路市らが主催するマンガコンテストの審査員など、これまで蓄積してきた研究成果の社会還元を進めている。
11月18日(土) 14:00~15:30「1000の夢を描く」
塩田千春 Shiota Chiharu(現代美術家)
1972年大阪府生まれ。1996年京都精華大学美術学部(現芸術学部)卒業。ベルリン在住。
大学卒業後、渡独。ブラウンシュヴァイク美術大学、ハンブルク造形美術大学、ベルリン芸術大学で学ぶ。過去に誰かが使っていたベッドや衣服、窓枠などを用いた大規模なインスタレーションで知られる。生と死という人間の根源的な問題に向き合い、場所やものに宿る記憶といった「不在の中の存在」を浮かび上がらせてきた。2001年、第1回横浜トリエンナーレに出品し、国内外で大きな注目を集める。以降、世界各国の美術館での展覧会や国際展に数多く参加。2015年には、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館代表として選出。2019年に森美術館で開催された個展「魂がふるえる」は66万人以上の入場者を集め、その後、韓国、台湾、オーストラリアへ巡回した。
近年の主な国内での個展に、「いのちのかたち」(2022、那覇文化芸術劇場なはーと/沖縄)、「塩田千春展:魂がふるえる」(2019、森美術館/東京)、「『胡蝶の夢』Art for Tomorrow 2018 - 京都府新鋭選抜展」(2018、京都文化博物館/京都)など。
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