美術学部洋画専門分野卒業生で現代美術家の塩田千春さんが、独立行政法人国際交流基金が実施する「2024年度 国際交流基金賞」の受賞者に選ばれました。おめでとうございます!
塩田さんは、1996年に本学を卒業したのちに拠点をベルリンに移し、世界各地で個展を開催するほか、国際的な芸術祭にも多数参加。2015年には、“美術のオリンピック”ともいわれる「第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」の日本代表作家として選出されるなど、国内外で活躍している現代美術家です。
この賞は、学術や芸術など、さまざまな文化活動を通じて日本と海外の相互理解促進に顕著な貢献があり、引き続き活躍が期待される個人または団体に授与されるものです。国際交流基金設立の翌年1973年から始まり、2024年度で51回目の開催となります。今年度は、有識者および一般公募により推薦のあった60件から厳選なる審査が行われ、塩田さんを含む3件の個人および団体に授与されることとなりました。
塩田さんの授賞理由として、「ドイツ在住の日本人作家としてゆるぎない地位を獲得し、世界を舞台とした活動そのものが国際交流の実践であり、女性の国際的な活躍を促す大きな原動力にもなった」とのコメントが寄せられました。独立行政法人国際交流基金の公式サイトでは、授賞理由の全文が掲載されています。ぜひご覧ください。
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