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京都6大学のギャラリー・博物館等が参加する合同展覧会「京都の大学ミュージアム特集4『ヒトの交流/モノの交流』」が開催中。京都精華大学所蔵の「染の型紙」コレクションを出品。

現在開催中の展覧会「京都の大学ミュージアム特集4『ヒトの交流/モノの交流』」に、本学が所蔵するコレクションを出品しています。

本企画は、京都・大学ミュージアム連携と京都伝統産業ミュージアムが共催して実施しているもので、京都にある15の大学ミュージアムのコレクションをとおして、京都の産業や文化などを考えることを目的に開催されています。

本展覧会では、京都をはじめ、日本や世界各地における「交流」に焦点を当てた作品や資料を取り上げ、交流がもたらす文化的な影響や広がりを探求します。第4回目となる今回は、本学を含む過去最多の6館からの作品を展示し、各館の特色やコレクションの多様性を反映した展示になります。

本学からは、田中直ーコレクションと安達一貫コレクションより5点の「染の型紙」を出品。世界の染織の中でも日本は最も多彩な技術を持ち、「型染め」は豊かな文様表現や日本人の特徴である手仕事の繊細さが集約された技法と言えます。その他大学ギャラリーより「アトラス像(2~4世紀)」「象日月文更紗」など、文化遺産の数々が出品されています。本展を通じて、地域や時代を超えた「交流」の意味やその影響について、思いを巡らせてみるのはいかがでしょうか。貴重なコレクションが公開されるこの機会にぜひご覧ください。

出品情報

「染の型紙」について

型染に用いられる型紙は、楮など良質の薄い手漉紙を柿渋で幾重にも貼り合わせた型地紙に刀をあて、文様を丹念に彫り抜いて作られます。その文様は、一般にその大小によって中形と小紋に分けられており、文様を表すには突彫り、引彫り、一枚突き、道具彫り、錐彫りなどの種類があります。繊細な小紋、大振りの中型それぞれに特徴をもち、草花・鳥獣・風物・幾何学紋・鮫小紋、そして物語や故事など、日本の伝統文様のすべてが集約されています。

京都の大学ミュージアム特集4「ヒトの交流/モノの交流」

会期:2024年11月8日(金)~12月22日(日)
   休館日 11月26日(火)、12月9日(月)
時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
会場:みやこめっせ地下1階中央西側『WEST SQUARE Window Gallery
     〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
料金:無料
主催:京都伝統産業ミュージアム(株式会社京都産業振興センター)
共催・企画:京都産業大学ギャラリー、京都市立芸術大学芸術資料館、京都精華大学ギャラリーTerra-S、嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学附属博物館、同志社大学歴史資料館、龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都・大学ミュージアム連携
  • <染の型紙>京都精華大学ギャラリーTerra-S蔵
  • <染の型紙>京都精華大学ギャラリーTerra-S蔵

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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