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京都国際マンガミュージアムにて、アリックス・ガラン×ニコ・ニコルソン トークショー「フィクションという窓から覗くリアル —実体験をどう「物語」にするか」が開催

京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムにて、ベルギーのバンド・デシネ(フランス語圏におけるコミックスの総称)作家のアリックス・ガラン氏と、日本のマンガ家のニコ・ニコルソンをお招きしたトークショー「フィクションという窓から覗くリアル —実体験をどう「物語」にするか」が開催されます。
 
このトークショーは、アンスティチュ・フランセ日本が、フランス語で創作された文芸作品を広めるために毎年企画しているフランス文学祭典「読書の秋」の一環として実施されるイベントです。
アリックス・ガラン氏の「わたしを忘れないで」(太郎次郎社エディタス)と、ニコ・ニコルソン氏の「マンガ認知症」(筑摩書房)は、一方は自伝的エッセイとして、もう一方はフィクションとして、どちらも認知症の祖母と過ごした実体験をもとに物語が描かれています。現実と創作の間で、記憶や感情をどうマンガとして表現するのか。フランスと日本の国境を越えた、ふたりの作家が語り合います。司会は京都精華大学国際マンガ研究センターの研究員で、本学人文学部教員のユー・スギョンが務めます。ぜひご参加ください。
 
関連イベントとして、トークショー終了後に出演者ふたりによるサイン会が予定されています。詳細は公式サイトをご確認ください。


※本学在学生は学生証の提示により入館が無料になります。
※トークショーには、日本語とフランス語の逐次通訳がはいります。

アリックス・ガラン×ニコ・ニコルソン トークショー
「フィクションという窓から覗くリアル —実体験をどう「物語」にするか」

日程:2025年10月11日(土)
時間:14:00〜16:00
会場京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
   〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上ル (元龍池小学校)
司会:ユー・スギョン(京都精華大学国際マンガ研究センター / 本学人文学部教員)
出演者:アリックス・ガラン(バンド・デシネ作家)
    ニコ・ニコルソン(マンガ家)
定員:100名(先着順)
参加方法:当日の10時より館内にて整理券を配布します
料金:無料 ※ミュージアムへの入館料は別途必要 ※在学生は入館料無料
共催:関西日仏学館、京都国際マンガミュージアム、京都精華大学国際マンガ研究センター
協力:筑摩書房

出演者

アリックス・ガラン

ベルギー出身のバンド・デシネ作家。幼いころからバンド・デシネに惹かれ、バカロレア(大学入学資格試験)取得後、ベルギー(リエージュ)のサン・リュック高等美術学校にてバンド・デシネを学ぶ。2017年、フランス・サン・マロで開催されたケ・デ・ビュル祭にて「若き才能」賞を受賞。2018年よりPR会社にイラストレーターとして勤務しながら、「わたしを忘れないで」の制作を始める。デビュー作となる本作品で、2021年FranceCulture学生選考BD賞、2021年ベルギーFnacBD賞、2021年バベリオ賞(BD部門)、2021年ヴィクトール・ロッセルBD賞を受賞。本作は2023年に太郎次郎社から日本語版が出版された。

ニコ・ニコルソン

宮城県山元町出身のマンガ家・イラストレーター。東日本大震災で実家が全壊し、女三代で建て直すまでの道のりをコミックエッセイ「ナガサレール イエタテール」(太田出版)で描く。その後、祖母が認知症を発症。母と共に介護をするなかで抱いた疑問に、心理学や介護の専門家が答える「マンガ 認知症」「マンガ認知症【施設介護編】」(筑摩書房)はシリーズ10万部のベストセラーになった。また、介護生活の様子は、「婆ボケはじめ、犬を飼う」(ぶんか社)、「わたしのお婆ちゃん」(講談社)に描かれている。Webマンガサイト『月マガ基地』にて、“短歌×お笑い”のコメディマンガ「呪文よ世界を覆せ」を連載中。

フランス読書の秋

フランス語で創作された文芸作品を広く知っていただくために、アンスティチュ・フランセ日本が毎年企画しているイベント。多様かつ学際的なプログラムで、フランス語圏や日本の文筆家やマンガ家を取り上げています。

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京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

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