芸術学部客員教員の池田亮司が、「京都府文化賞 功労賞」を受賞しました。
「京都府文化賞」は、京都府における文化の振興と発展を図るため、京都文化の向上に寄与された方を表彰するものとして、昭和57年度に創設されました。功労賞は、長年の文化芸術活動を通じ、文化の向上に功労のあった方に授与されます。
Credits:
Ryoji Ikeda
data-verse 1
2019
Courtesy of the Artist and Audemars Piguet, ©Ryoji Ikeda
芸術学部客員教員 池田亮司
経歴・業績
1966年岐阜生まれ。パリ、京都を拠点に活動。音そのものが持つ本質的な特性とその視覚化を、数学的精度と徹底した美学で追求している。サウンドメディアと視覚メディアの領域を横断して活動する数少ないアーティストとして、音響、映像、物質、物理現象、そして数学的概念の精緻な構成を用いて、鑑賞者を包みこむようなライブ・パフォーマンス、インスタレーションを発表している。
音楽活動に加え、「datamatics」プロジェクト(2006-)、「test pattern」プロジェクト(2008-)、「specrta」シリーズ(2001-)、カーステン・ニコライとのコラボレーション・プロジェクト「cyclo.」(2000-) 、「superposition」(2012-)、「supersymmetry」(2014-)、「micro | macro」(2015-)などの長期プロジェクトに取り組んでいる。
これまで世界中の美術館や劇場、芸術祭などで作品を発表しており、東京都現代美術館、アルス・エレクトロニカ(リンツ)、あいちトリエンナーレ(名古屋)、Park Avenue Armory New York(ニューヨーク)、バービカン・センター(ロンドン)、フェスティバル・ドートンヌ(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、京都国際舞台芸術祭、ポンピドゥ・センター(パリ)、Grage Museum of Contermporay Art(モスクワ)、Eye Filmmuseum(アムステルダム)など、数多くの著名な美術館やフェスティバルに参加。
2019年には台北市立美術館(台北)で大規模な個展を開催し、パリ・オペラ座バレエ団にて杉本博司とのコラボレーションを行った。さらに、オーディオヴィジュアル作品の三部作「data-verse」を発表。三部作の一作目となる「data-verse 1」は第58回ヴェネツィア・ビエンナーレにて、「data-verse 2」は東京で展示された。
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