ディプロマポリシー(学位授与の方針)
ディプロマポリシー
メディア表現学部の教育目的は、メディア表現とその技術を活用し、他者と協働しながら社会課題の解決に寄与することです。メディア表現と社会を連携させる実践を通じて、新しい価値を提案・創造することを目指します。その目的のために、メディアやコンテンツに関する知識と専門的な表現技能やその仕組みとともに、現実社会を生き抜くためのセルフマネジメント力や倫理観も身につけた人間を育成します。卒業時に身につけているべき要素を以下の5つとし、卒業要件を満たせばこれらを身につけたものと認め、学位を授与します。
5つの要素
- メディアやコンテンツについての知見と、メディアの社会的役割に関する学術的知識と理解がある。
(知識と理解 knowledge & understanding) - 事実の客観的な観察にもとづいて見出された課題に対して、メディア技術の創造的、効果的な使い方を立案できる。
(創造的思考と考察 creative thinking & observation) - メディア技術を用いた表現と仕組みを生み出す技能を獲得し活用できる。
(技術と表現 skills & expression) - 多様な他者との違いを認め、協働して課題解決に取り組むことができる。
(他者理解と協働 mutual understanding & collaboration) - より良い社会を創る意欲を持ち、学びを応用して社会の課題解決に自ら取り組むことができる。
(社会への関心と行動 interests & action)
カリキュラムポリシー(教育課程編成の方針)
メディア表現学部は、学位授与の方針を達成するために、全学共通教育科目、学部専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習等を適切に組み合わせた授業を開講します。
また、科目のナンバリングおよびカリキュラム・マップにより、カリキュラムの体系を明示します。
教育内容、教育方法、学修成果の評価について以下のように定めます。
(1)教育内容
学部専門教育科目では、1 年次では、プログラミングやメディア技術・メディア研究の基礎知識・技法に加えて、メディア技術が活用される諸分野の考え方を身に着けます。2 年次では4つの専攻のいずれかに所属し、各分野の制作技能を身につけるとともに、企業等でのインターンシップを通して、社会の課題に組織的に取り組むことを体験します。3 年次には、身につけた専門技能を活用する力を中心に磨き、社会実践プロジェクトを通じて社会との関わり方を学びます。4 年次では、卒業論文・卒業制作により、社会課題やビジネス課題の解決につながるテーマに取り組みます。
(2)教育方法
学生の主体性を伸ばすため、能動的学修の視点を取り入れた教育方法を実施します。
授業内・外の学修時間を考慮した授業内容を設計します。
学修成果の可視化を通じて、学生の自律的な学修を支援します。
(3)学修成果の評価
メディア表現学部では、学位授与の方針に掲げる能力・資質およびこれらの総合的な活用力の修得状況を、「進級時」「卒業時」の2つのレベルで把握し、評価します。 各レベルの評価の実施方法は、以下のとおりとします。
<進級時>
進級時の学修成果は、学部所定の教育課程における進級要件達成状況により、総合的評価を行います。
<卒業時>
4 年間の学修成果は、学部所定の教育課程における卒業要件達成状況により、総合的評価を行います。
卒業論文・制作(必修)は、評価ルーブリックを活用し、複数教員によって多面的評価を行います。
アドミッションポリシー(入学者受け入れの方針)
領域1 知識・理解・技能
高等学校の教育課程における基礎学力・技能を有している
領域2 思考・判断・表現
- 身近な問題について、知識や情報をもとに筋道を立てて思考できる
- 他者の意見を理解し、自分の考えをわかりやすく表現できる
領域3 関心・意欲・態度
- 新しい領域や多様な人々に対して先入観なく向き合い、生涯にわたって学習を継続する意欲がある
- 学びたい学部・学科の知識や経験を社会で活かしたいという目的意識を持っている