在学生・卒業生

洋画専攻卒業生の津村侑希さんと日本画専攻卒業生のタニグチカナコさんが参加するグループ展「逃げ水をすくう」が開催中

芸術学部洋画専攻卒業生の津村侑希さんと日本画専攻卒業生のタニグチカナコさんが参加するグループ展「逃げ水をすくう」が、京都市下京区のThe Terminal KYOTOで開催されています。
 
津村さんは、訪れたことのない異国への憧憬をもとに、風景画を制作されています。主に北・南コーカサス地域に存在する名称のない場所を、Google Earthなどのバーチャル技術を用いて調査し、時間と空間、主観と客観の境界をなし崩しにした独⾃の世界像を作り出しています。
タニグチさんは、繋がりをテーマに日本画の古典的な素材や技法を用いて、主に人間の感情や関係性の形を探る制作を継続されています。
2人の参加するグループ展をこの機会にぜひご覧ください。
 

展覧会ステートメント

「逃げ水- 砂漠や暑い日のアスファルト道路で遠くに水があるように見える蜃気楼の一種。
近づくと消え再び遠くに現れることから、まるで水が逃げていくように見える気象現象
「こうしたい」「こうなりたい」という希望や願いは、逃げ水の様だ。
追いかけていくと見えなくなり、想いが成就したとしてもそれは儚い存在になり、再び新たなものを追求する。先が見えない時代を生きる現代人も何か手掛かりを掴もうと探し求める。作家の心持ちもこれに近い。
作品が完成しても改善すべき点が浮かび上がり、新たな作品課題として思考し制作する。    
それが繰り返され果てることがないが、それでも作家は「本当の水」を求めて日々探究していく。
 
この展覧会では、各々の作家がさまざまなアプローチで追い求める「水」を展示する。日常の現象に着目した作品、社会問題を扱った作品、画材とは異なる素材を用いた作品、自身の内面を表出した作品など。伝統ある京町家の空間に展開した作品=逃げ水は果たしてすくうことができるのだろうか」

  • 日程

    2024年2月16日(金)~3月3日(日)

  • 時間

    9:00~18:00

  • 会場

    〒600-8445 京都市下京区新町通仏光寺下ル岩戸山町424番地
     
  • 出演・出展者

    津村侑希(芸術学部洋画専攻 卒業)
    タニグチカナコ(芸術学部日本画専攻 卒業/芸術研究科博士前期課程芸術専攻 修了)
    ほか

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

SHARE