公開講座

何も伝えたいことなんてないけど 何かをつくりたい人たちへ
(今泉力哉(映画監督))

私は今、映画監督をしています。しかし、なぜ映画をつくっているのか、と問われると答えに困ります。映画は芸術であり商品であり娯楽でもあります。映画に限らず、ある種の創作物を生み出す人は「何かその作品を生み出すことで世の中をよくしたい」とか「誰かを救いたい」などと考えているべきかもしれません。でも私はこの世に伝えたいことも特にありません。でも映画をつくっています。そのあたりを軸に「してはいけないことなどない」という話をできたらなと思います。

  • 日程

    12月5日(木)

  • 時間

    16:20~17:50

  • 予約

    不要

  • 料金

    無料

講師:今泉力哉

いまいずみ・りきや●1981年福島県生まれ。コンビニや映画館など10種類以上のアルバイトを経て、俳優や監督の養成学校の事務員として正社員に。その傍らで自主映画をつくり続け、2010年「たまの映画」で商業監督デビュー。その後、会社をやめフリーに。1年に1本ペースで長編映画を監督、公開する。2013年「こっぴどい猫」でトランシルヴァニア国際映画祭最優秀監督賞受賞。「サッドティー」(14)、「知らない、ふたり」(16)、「退屈な日々にさようならを」(17)が東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に選出。2018年、同映画祭コンペティション部門に初選出された「愛がなんだ」が2019年記録的なヒット作となる。最新作「アイネクライネナハトムジーク」(19)が公開中。公開待機作に「mellow」、「his」、「街の上で」(ともに20年公開予定)がある。

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京都精華大学社会連携センター

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※来場者多数の場合、先着で入場制限させていただく場合があります。
※お車でのご来場はご遠慮願います。

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