受賞・出版等

キャラクターデザインコース在学生らが国際学生オンラインゲームジャム「Belgium×Japanゲームジャム2022」でグランプリをはじめ多数受賞。ベルギー王国王女殿下より発表授与式にて賞状が授与されました。

2022年12月2日~4日、京都精華大学が運営する京都国際マンガミュージアムにて、国際学生オンラインゲームジャム「Belgium×Japanゲームジャム2022」が開催され、参加したマンガ学部キャラクターデザインコース在学生、大学院生らがグランプリをはじめ多数の賞を受賞しました。おめでとうございます!
発表授与式は、京都国際マンガミュージアムにて2022年12月9日に行われました。グランプリのチームには来館された、アストリッド・ベルギー王国王女殿下より直接、賞状が手渡されました。

ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流新興庁(WBI)が主催。ベルギーと日本の両国あわせて約200人の学生が参加したゲーム開発イベント

ゲームジャムとは、経歴もスキルも多様な参加者が一堂に会し、短期間でテーマに即したビデオゲームを開発して公開するイベントです。
今回のゲームジャムは、ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流新興庁(WBI)主催、京都精華大学が共催のもと、京都国際マンガミュージアムおよびオンラインストリーミングのハイブリッド形式で開催。ベルギーと日本の両国あわせて約200人の学生、本学を含む5つの大学と4つの専門学校が参加し、全20チームの合同チームを結成しました。

ゲームのテーマは、現代社会の課題を解決する「バランス」感覚

ゲームジャムのテーマは「バランス」。環境問題やエネルギー問題、移民問題、そして戦争と、現代社会がかかえるさまざまな課題解決を前提に、それらの課題解決に求められる一方の意見に寄りすぎないバランス精神を表現するよう、「日本とベルギーの文化を取り入れること」「言語の壁を越えてプレイできること」など、7つのサブテーマが求められました。

ベルギーと日本の学生の混成チームで海をまたいだ協働作業。48時間かけてゲームを完成

20チームは、ゲームデザイナー(プランナー)、アーティスト(デザイナー)、エンジニア(プログラマー)の3種の役割に分かれた約10名のメンバーで構成され、京都精華大学からはゲームデザイナーやアーティストとして参加。各チームは、日本在住学生とベルギー在住学生の割合が半々になるよう振り分けられ、海をまたいだ協働作業を行いました。
制作上のコミュニケーションは、DeepLなどの翻訳サービスも駆使しながらオンライン上のチャットサービス「Discord」を使用してやりとりを行い、ときにはメンターによる助言や指導を受けながら、両国の学生がアイデアを出し合ってゲームを制作しました。時差や言語を乗り越え、19のチームがゲームを完成させることが出来ました。

本学キャラクターデザインコース1・2年生が参加したチームがグランプリを受賞

12月9日には発表授賞式が行われ、本学マンガ学部キャラクターデザインコースの学生2名を含むチームの作品『Ecooks』がグランプリを受賞しました。授賞式にはアストリッド・ベルギー王国王女殿下が来館され、各チームの功績を讃えて賞状を手渡しされました。また、門川大作京都市長から、本イベントの意義を讃え、学生たちへの激励の言葉が送られました。
グランプリを受賞した、キャラクターデザインコース2年生のリュウ ゾンハオさんと、1年生の杉本紗弥さんは、後日ベルギーに招待され、同チームのベルギーの学生との交流などが計画されているそうです。

グランプリ&プリンセスミッション賞

タイトル:『Ecooks』

『Ecooks』
メンバー:
杉本紗弥(デザイナー):マンガ学部キャラクターデザインコース 1年
リュウ ゾンハオ(プランナー):マンガ学部キャラクターデザインコース 2年
ほか、大阪電気通信大学の学生1名とベルギーからの学生6名による9名
 
内容:
“鏡のように動くキャラクターを漫画風のコマ割りの中で操作し、エアコンを消す、ゴミを捨てるなどの行為を通して食材を集め、料理を創り上げるパズルアクション。日本とベルギーの文化をうまく取り入れたゲーム内容や、ゲームジャムのテーマをうまく昇華したロゴやキャラクターデザインが評価された”

出典:ベルギー王女も発表授与式に参加した国際学生オンラインゲームジャムが示す未来

完成したゲームをオンライン上で公開中

その他の受賞作品や完成したゲームは、Webサイトitch.io上で公開され、遊んでいただけます。
ぜひ挑戦してみてください。

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