芸術学部版画コース卒業生で版画専攻非常勤講師の肥後亮祐が参加する展覧会「Parallel Circuit」が、東京藝術大学大学美術館で開催されます。ぜひご覧ください。
本展は、PtDで得られた発見をきっかけに、新たな参与者や作品とともに思考と経験を拡張していく動的な試みです。並列回路を指す「Parallel Circuit」とは、都市が個別の視点から創造的に読み替えられて生まれる時空間や無数の図-地の関係を示唆しています。本来の都市空間には、歴史や文化、経済、規制、個人の記憶など、多様な要素が織り込まれています。しかし、張り巡らされた社会システムによって、そこは自らの意思で振る舞いを決められる舞台から、「機能に基づいた空間」に変えられてしまいました。その中で、あえて「機能に基づく空間で機能に基づかないことを試す」ことは、オルタナティヴな時空間をつくりだす方法の一つではないでしょうか?
展覧会ステートメント
展覧会「Parallel Circuit」は、2024年11月に開催した広告トラックを用いた周遊展示「Permission to Drive」 (以下、PtD)から発展しました。PtDでは「都市空間の規制や境界線と共存すること」をテーマに、リアルタイムの都市空間や社会制度とじかに向き合い、展示の姿を形作っていくことを試みました。本展では、PtDのアーティストに加えて、山縣瑠衣、肥後亮祐、Vikram Divechaを迎えます。
本展は、PtDで得られた発見をきっかけに、新たな参与者や作品とともに思考と経験を拡張していく動的な試みです。並列回路を指す「Parallel Circuit」とは、都市が個別の視点から創造的に読み替えられて生まれる時空間や無数の図-地の関係を示唆しています。本来の都市空間には、歴史や文化、経済、規制、個人の記憶など、多様な要素が織り込まれています。しかし、張り巡らされた社会システムによって、そこは自らの意思で振る舞いを決められる舞台から、「機能に基づいた空間」に変えられてしまいました。その中で、あえて「機能に基づく空間で機能に基づかないことを試す」ことは、オルタナティヴな時空間をつくりだす方法の一つではないでしょうか?
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日程
2025年3月20日(木・祝)~2025年4月6日(日)
月曜・火曜・水曜休館 -
時間
10:00~17:00
※入館は16:30まで -
会場
東京藝術大学大学美術館 陳列館1階
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 -
出演・出展者
肥後亮祐(芸術学部版画専攻非常勤講師 / 芸術学部版画コース卒業)
ほか
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予約
不要
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料金
無料
お問い合わせ先 CONTACT
京都精華大学 広報グループ
〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
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Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp
※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。