京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センターが主催するフィールド写真展「関係性のアーカイブ —Photography in Context, Context in Photography—」が、本学サテライトスペースkara-Sで開催されます。
本展覧会は、人文学部国際文化コースの教員であり、同センターの構成員でもある鈴木赳生と愛媛大学講師の西尾善太氏が共同企画したもので、2025年に開催予定の公開講座「現代アフリカ・アジア講座2025」と連動した取り組みの一環です。
展覧会では、アフリカ各地でフィールド調査を行ってきた地域研究者である仲尾友貴恵氏、中垣太樹氏、前田賢哉氏が撮影した写真を通して、調査者と調査地の人々との関係性を読み解くことをテーマとしています。また、各写真に関連する出展者たちの短文をまとめた小冊子も配布予定です。
本展のタイトル「関係性のアーカイブ」は、写真に写し出された社会関係が時間を経て蓄積され、やがて一つのアーカイブとなるイメージを表現しています。
ぜひ足をお運びいただき、写真が描き出す関係性の世界をご覧ください。
展覧会ステートメント
本展では、アフリカ各地でフィールド調査をおこなってきた研究者の写真を展示し、それぞれの写真に込められた調査地の人々と調査者の関係や、その時々の調査者の思いを伝える。フィールドワーカーはプロの写真家ではないが、長期にわたる調査地との密な付きあいからうまれるかれらの写真には、社会関係のアーカイブとして独自の存在意義を見出せる。たとえば現地の人々への贈り物として写真を用いることもあれば、同じ人々や場所を定点観測し続けることで時代や社会、調査地との関係の変化が写真に表れることもある。本展では3名のアフリカ地域研究者の写真を題材に、こうしたフィールドワーカーならではの写真のあり方や使い道を考えてみたい。
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日程
2025年9月30日(火)〜10月12日(日)
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時間
11:00~19:00 (最終日は16:00まで)
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会場
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出演・出展者
[出展者]
仲尾友貴恵:国立民族学博物館 特別研究員RPD、タンザニア・仕事と福祉の歴史調査
中垣太樹:京都大学アジア・アフリカ地域研究科博士後期課程、ウガンダ都市調査
前田賢哉:京都大学アジア・アフリカ地域研究科博士後期課程、セネガル仕立て文化調査
[企画]
西尾善太(愛媛大学法文学部講師)
鈴木赳生(人文学部国際文化コース教員/京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター構成員)
主催:京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター
共催:同志社大学都市共生研究センター -
予約
不要
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料金
無料
研究活動
京都精華大学 アフリカ・アジア現代文化研究センター

世界の新たな中心となるアフリカ、アジアの文化を探る
より実践的、直接的な交流から、アフリカ・アジアの現代文化を考察し、新しい世界のあり方を探ることを目的に2020年4月に設立。アフリカやアジアをフィールドとする研究者やアーティストを積極的に受け入れ、学部の教育研究活動ともリンクする研究拠点をめざします。研究成果も論文や学会発表にとどまらず、絵画やWebなど柔軟に展開しています。
● 公式サイト:アフリカ・アジア現代文化研究センター
● 公式サイト:アフリカ・アジア現代文化研究センター
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