受賞・出版等

本学教員の中村裕太と藤野可織が「令和3年度 京都市芸術新人賞」を受賞

本学教員2名が、京都市が主催する「令和2年度京都市芸術新人賞及び京都市芸術振興賞」の「京都市芸術新人賞」を受賞しました。
本賞は、京都市出身者または京都市内において活発な文化芸術活動を行い、全国的にも評価を高め、将来を嘱望される方々に贈られるものです。過去には、同賞にて卒業生が参加しているアーティストグループ「contact Gonzo -コンタクト ゴンゾ」や、「平成29年度 京都市芸術振興賞」にて、当時学長を務めた竹宮惠子らが受賞しています。

受賞者一覧

中村 裕太(芸術学部教員)

功績

平成23年に京都精華大学芸術研究科博士後期課程を修了。平成29年から同大学芸術学部造形学科の特任講師を務め,現在まで京都を拠点に活動を続ける。
博士課程では、近代日本における白色タイルの受容史を研究し、「民俗と建築にまつわる工芸」という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作に取り組む。アカデミックで精緻なリサーチを基盤とした考察から作品を制作するスタイルが高く評価され、国内外の主要なグループ展に招聘されるなど、近年最も注目されている若手作家の一人である。それぞれの土地の素材や技術によって作られ使われてきた工芸品に着目し、陶片などの一次資料から自身で収集する。史実や文化の在り様を客観的な視点で落とし込み、再構成された作品は、独自の世界観を作り出している。
(京都市ウェブサイトより)

藤野 可織(全学共通科目非常勤教員)

功績

平成16年に同志社大学大学院文学研究科美学芸術学専攻修士課程修了。幼い頃から本に親しみ、大学院在学 中に作家を志すようになる。出版社でアルバイトをしながら小説を執筆し、平成18年に「いやしい鳥」で文學界新人賞を 受賞し作家デビューを果たすと、野間文芸新人賞や川端康成文学賞の候補に名を連ね、平成25年に「爪と目」で芥川 龍之介賞を受賞し、純文学作家としての地位を確立する。 誰もが持っている狡さや狂気を簡潔な文章で描き出し、時制や人称で独自の世界観を作り出す作品は、純文学の枠 に収まりきらない作風で高い評価を受ける。近年では、アーティストとのコラボレーション作品も手がけるなど、精力的に活 動するとともに、京都文学賞アンバサダーや京都文学レジデンシーアドバイザーを務めるなど、活動の幅を広げている。
(京都市ウェブサイトより)
本賞の詳細は、京都市ウェブサイトをご確認ください。
本学では、これからも教育研究活動を通じて社会に貢献できるよう、より一層努力してまいります。

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 広報グループ

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5197
Fax:075-702-5352
E-mail:kouhou@kyoto-seika.ac.jp

※取材いただく際は、事前に広報グループまでご連絡ください。

SHARE