受賞・出版等

芸術学部卒業生ら2名が「NONIO ART WAVE AWARD 2021」のペインティング部門、写真部門でグランプリを受賞。受賞作はNONIOハミガキ、マウスウォッシュのパッケージに起用されます。

グランプリ・NONIO賞受賞作品(鮫島ゆい氏)
芸術学部卒業生の鮫島ゆいさん、芸術研究科博士前期課程修了生の井上結理さんが、ライオン株式会社が実施する「NONIO ART WAVE AWARD 2021」にて、ペインティング部門、写真部門の各賞でグランプリを受賞されました。

本コンペティションは、ライオン株式会社が展開するオーラルケアブランド「NONIO」が、若手アーティストに活躍のきっかけを提供することを目的として開催されています。3年目を迎えた2021年には885作品の応募があり、グランプリ3名、審査員特別賞5名、NONIO賞3名が選出されました。
NONIO賞に選出された作品は、2022年1月26日(水)から、ハミガキとマウスウォッシュの限定パッケージとして起用され、全国で発売されます。

受賞者

鮫島ゆい氏(芸術学部版画コース卒業)

「NONIO ART WAVE AWARD 2021」Webサイトより
芸術学部版画コース卒業生の鮫島ゆいさんは、グランプリ(ペインティング部門)と、NONIO賞を同時受賞。
「さまざまな要素をもった別々の絵画を、ひとつの絵画という うつわ に仕立てる」というコンセプトで継続して制作されているシリーズを出品されました。
審査員からは、「近づいて眺めると、ディテールのひとつひとつがとても魅力的であるとともに、絵の中に存在するかたちのユニークさがいったいどこからくるのだろうと考えさせられた(長島有里枝氏)」「具象的に描き込まれた画面と抽象的な色面とが大胆に構成されて、錯視的な奥行き感を生み出している(木村絵理子氏)」等のコメントが寄せられ、グランプリに選出されました。

井上結理氏(大学院芸術研究科博士前期課程修了)

「NONIO ART WAVE AWARD 2021」Webサイトより
芸術研究科博士前期課程修了の井上結理さんは、写真部門でグランプリを受賞。
出品された「NUKEGARA」は、井上さんが数年前から取り組んでいるシリーズで、一日の終わりにその日着ていた服を脱いだままの形で重ねて撮影することで、自分の生きている証(痕跡)を追求している作品群です。
本賞では、「写真でありながらパフォーマンス的な要素も持ち合わせている(名和晃平氏)」「被写体から何かを強く訴えかけてくるというより、じっと無言で動かない被写体を見てこちらが自然に考えを巡らせてしまうという感じで、そこが魅力だし作品の強さ(服部一成氏)」等と評価され、選出されました。
コンペティションの詳細や受賞作品、審査員による講評などの詳細は、以下の公式サイトをご覧ください。

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