笹岡 由梨子
- 専門分野
- 現代美術
職業
現代美術家
VIDEO & MEDIA ARTS
[造形実習/3年]
国内外で活躍するアニメーション作家、映像作家、現代美術のアーティストなどをゲスト講師として招き、講義やワークショップを行います。第一線で活躍するプロフェッショナルから話を聞くことで、映像の仕事の内容を理解し、卒業後の自分の姿を思い描き、制作意欲を向上させます。また、新しい表現に挑戦し続ける作家の考えに触れることで、映像の幅広い可能性を知り、自らの作品を進化・発展させるヒントを獲得します。4年次の卒業制作に向けて、柔軟な発想を身につけるための授業。2年次までに培った映像表現の知識と技術をベースに、ここで得た力を加えて、集大成となる作品制作に取り組む準備を整えます。
FIRST
芸術学部の共通科目を受講して、観察力や思考力、想像力など表現者としての「幹」を育みます。また、7専攻の基礎を広く学び、これから追求する分野を検討していきます。
SECOND
3DCGは「Maya」「Blender」、2Dアニメーションは「CLIP STUDIOPAINT」、映像は「Adobe Premiere Pro」「Adobe AfterEffects」などのソフトを使って学びます。
THIRD
撮影から編集まで、一人で作品を完成させることを経験。進級制作はグループで取り組み、作品は上映会などで発表し、積極的に学外へ発信します。
FOURTH
4年間で培った技術や表現力を駆使して、卒業制作に取り組みます。自分自身の表現やオリジナリティを追求しながら、学生生活最後の作品を完成させます。
学年を越えて集まれるオープンスペース。ミーティングや上映、ギャラリーとしても使えます。
PICK UP!
映像専攻専用のPCルーム。32台のMacを配備したデジタル編集作業スペースです。
スタジオ撮影やメディアアート演習に使用する多目的なスタジオスペース。
暗室化できるスタジオで、パペットアニメや手描きアニメーションを撮影できる環境が配備されています。
高校生のときから映像作品を自主制作しており、大学で映像を学びたいと考えていました。京都精華大学を選んだ理由はたくさんあります。まずは、芸術的な映像と商業的な映像、どちらも学べるところ。それから、1年次のうちに他専攻の分野を横断的に学べるところ。また、社会人としての教養が学べる学部共通科目にも惹かれました。この環境でさまざまな世界について幅広く学べば、作品をつくるための引き出しが増えると考えました。印象に残っている授業は『造形演習(映像)』です。映画制作の基本を学ぶ内容で、クラス全員で短編映画をつくる課題に取り組みました。脚本を書き、ロケハンやアポ取りをして、撮影や編集をして、作品を完成させたときには、大きな達成感が得られました。苦労したことも含めて良い思い出です。将来の夢は、クリエイターとして独立して、自分の思いを映像として自由に表現することです。そのためには、新しい知識や技術を学び続ける姿勢が欠かせません。最近は、CGと実写映像を合成するVFX技術の勉強をしています。卒業後は映像プロダクションに就職する予定です。現場で経験を積み、制作技術を磨いて、夢を叶える準備をしたいと思います。