公開講座

2022年度後期公開講座ガーデン
近代文化誌講座 「カフェーの事件史 2」

今回は、カフェーの事件史の第2弾を扱います。1911年、日本にはじめて「カフェー」が登場します。その時、その出現を記録したのは、小説家の永井荷風(1879-1959)でした。彼はカフェープランタンの常連となったのですが、そこでいわゆる「殴打」事件に巻き込まれます。これこそが、カフェー事件史の最初を飾る事件といえるでしょう。その後カフェーは1920年代後半から30年代前半に大きく変容します。そのターニングポイント(転換点)に位置付けることができるのが、大阪で起きた「カフェー征伐」事件です。はじめての事件と、転換点の事件を見ることから、戦前の日本におけるカフェーのあり方をたどりたいと考えています。

  • 日程

    第1回 11月19日(土) 荷風のカフェ発見と「荷風殴打」事件
    第2回 12月3日(土) 「カフェー征伐」再考

  • 時間

    14:00~15:30

  • 予約

講師

斎藤 光(本学ポピュラーカルチャー学部教員)

京都大学理学部・北海道大学大学院・東京大学大学院卒。生物学史・性科学誌・近現代文化誌などを研究。著書に『幻想の性衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の/と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。さらに、日本の分子生物学の歴史や生命倫理もリサーチ中。2020年9月に新著『幻の「カフェー」時代夜の京都のモダニズム』(淡交社)が出版された。

定員

20人程度
 

受講料

2,500円
 

日程

全2回
11月19日(土)、12月3日(土)
※受講者の方は、過年度の「近代文化誌講座“カフェー”の歴史(基礎編)」を、特別にオンライン視聴いただけます。
 

受講形式

講義はオンライン会議システム「Zoom」を利用して行ないます。
開講までに以下のページを参考に、受信環境を準備してください。
 

お問い合わせ先 CONTACT

京都精華大学 公開講座事務局

〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5263
Fax:075-722-5440
E-mail:garden@kyoto-seika.ac.jp
受付窓口:公開講座事務局(京都精華大学 本館2F 学長室グループ)

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